メタバースというワードを聞いたことはありますか?
昨年末あたりから耳にすることが多くなったワードで、日本でメタバースというワードが認知されたきっかけは「Facebook社」が社名を「META」に変更したことでしょう。
このニュースをきっかけに「META」って何?と一般層の人たちにも届き、テレビなどで取り上げられることにより認知は拡大しました。
本記事ではそんなメタバースのやり方や作り方、注目のプラットホームを紹介しながら解説していきます。
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目次
メタバースとは
メタバースとはネットワーク上に作られた「仮想空間」のことです。
メタバースとは「meta」(メタ)と「universe」(ユニバース)を組み合わせた造語のことで、meta(超越した)universe(宇宙)という意味を持っています。
私たちの生活では身近なメタバースとしてゲームが挙げられ、コロナ禍で大きく話題になった「どうぶつの森」も「閉じたメタバース」と呼ばれ、メタバースってどんなもの?という方には是非オススメしたいコンテンツです。
メタバースを始める前の準備
メタバースを始めるのに必要なものは「スマホ」があれば十分です。
あの頭を覆う機械みたいなのはいらないの?という声が聞こえてきそうですが、メタバースを体験するだけなら要りません。
「cluster」というアプリをダウンロードしてプレイするのが最も簡単なメタバース体験の一つで是非オススメしたい方法です。
また「VRセット」(頭を覆う機械みたいなの)と呼ばれる装置を使ったり、2〜30万円ぐらいする高機能のパソコンを使用するとより本格的なメタバース体験が可能になります。
はじめての方はスマホや任天堂スイッチなどのゲームから挑戦し、本格的にメタバースを体験したくなったらVRセットや高機能パソコンを購入してみてください。
メタバースのやり方
メタバースのやり方はまず、対象のデバイスを準備することからです。
先ほども紹介したように主に「スマホ」「パソコン」「VRセット」の3つのうちのどれかを準備しましょう。
最も本格的な体験が可能なのが「VRセット」で気軽に始めることができるのが「スマホ」になります。
次に遊んでみたい「メタバースプラットホーム」を見つけます。
こちらは後ほどオススメのプラットホームを紹介するので参考にして欲しいですが、メタバースプラットホームにより対応しているデバイスや仮想通貨が違う場合があるので、始めるのに必要なものはチェックしておきましょう。
そしてメタバースを体験するには「仮想通貨」が必要です。
無料で遊べるメタバースもありますが、それなりにメタバースを体験するには仮想通貨は必須なので対応の仮想通貨を購入できる仮想通貨取引所の口座開設はしておきましょう。
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メタバースの始め方
メタバースを始めるには以下の3つの手順が必要になります。
仮想通貨取引所で口座開設する
まず仮想通貨取引所の口座開設が必要になります。
メタバースに関連する銘柄は国内仮想通貨取引所だけではカバーしきれないので、海外仮想通貨取引所の口座開設は必須と言えます。
オススメの海外仮想通貨取引所は「バイビット」や「バイナンス」になりますが、下記記事にメタバース関連のオススメ仮想通貨をまとめているので参考にしていただければと思います。
仮想通貨ウォレットを作る
次に仮想通貨ウォレットが必要になります。
仮想通貨ウォレットとはその名の通り、仮想通貨を入れておくお財布のようなものです。
仮想通貨ウォレットは仮想通貨を入れておくお財布としての役割だけでなく、メタバースプラットホームに繋げるアカウントの役割も担います。
この仮想通貨ウォレットに遊びたいメタバースプラットホームに対応した仮想通貨を入れれば準備万端です。
仮想通貨ウォレットの作り方や詳しい特徴などは関連記事を参照してください。
メタバースとウォレットをつなげる
対応した仮想通貨とメタバースプラットホームを繋げることでメタバースの世界を楽しむことができます。
メタバースの世界に入ったら、そのメタバース内での目的やミッションを達成することで仮想通貨を稼ぐことができたり、他のプレイヤーとの交流を楽しむことができます。
ゆくゆくは今現在私たちが生きている現実世界の活動がメタバース内でできると言われています。
具体的には「職場」や「コンサート会場」、カフェやサークルなどの代わりになる「サードプレイス」の場所になるだろうと注目されています。
仮想通貨取引所の口座開設、仮想通貨ウォレット作成をして、是非メタバース体験をしてみてください。
メタバースの注目プラットフォーム
cluster(クラスター)
オススメのメタバースプラットホームとして紹介させていただきたいのは、前述の「cluster」です。
clusterの最大の特徴は「スマホ」で「無料」でメタバースを始めることが可能な点です。
メタバースって何?何から始めればいいの?という方にオススメしたいメタバースプラットホームです。
iPhoneやAndroidのどちらでもアプリで遊べて、パソコンからもclusterの世界に入ることができます。
ダウンロードした後は「アカウント」を作成し「ユーザーID」と「表示名」を入力すれば登録完了です。
clusterにログインしたら開催中のイベントに参加し、そのままメタバースの世界を楽しめます。
イベントの中には音楽ライブもあり、リアルに近いライブ体験も楽しめます。
本格的なメタバース体験とまでは言えませんが、最初のメタバース体験としてはオススメです。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandboxは代表的なメタバースプラットホームの一つとして有名です。
知名度や人気は頭ひとつ抜けており、メタバース内の活動で仮想通貨を稼ぐことができます。
特徴はメタバース内にある土地「LAND」を購入すると、その土地を現実の土地のように「不動産」売買したり、メタバース内のアイテムを作成しそれらも売買することができます。
The Sandboxを利用しているユーザーも多く、調べれば情報を得やすいのもメリットです。
どのメタバースプラットホームか迷っているのであればまずはThe Sandboxからとオススメしたくなるメタバースプラットホームです。
Decentraland(ディセントラランド)
Decentralandは前述のThe Sandboxと同じような立ち位置で、業界を牽引しているメタバースプラットホームです。
The Sandboxとほとんど同じようなメタバースプラットホームという認識で良いと思います。
ゲームの操作性や世界観が違うので好みの方を選んでいただくか、対応する仮想通貨が「マナ」といい「サンド」とその用途や将来性を比べてみてもいいかもしれません。
もちろんDecentralandもメタバースプラットホーム内の活動で仮想通貨を稼ぐことができます。
どちらも人気と実績のあるメタバースプラットホームなので、始めるのならDecentralandかThe Sandboxのどちらからがオススメです。
Enjin Network(エンジンネットワーク)
Enjin NetworkはNFT特化型のプラットホームです。
このEnjin Networkの提供する「Dvision Network」では、作成したアイテムを「NFT」として売買が可能で、プログラミングのコーティングなどの専門知識なくNFTをデザインし自分の好みのブロックチェーンができるのが特徴です。
他のメタバースプラットホームとやや異なる点は、作られたメタバースに参加するのではなく、自らメタバースプラットホームを作成し「創作」側になれる点です。
作られたメタバースで創作するのでなく、メタバースプラットホームの創作側になれるのは他のプラットホームにはない特徴なので是非注目していただきたいメタバースプラットホームです。
Everdome (エバードーム)
エバードームのコンセプトは「火星に移住した人類がドームの中で生活する」です。
圧倒的なグラフィティが特徴のメタバースプラットホームで、まるで火星の中を探検しているような体験ができるのが魅力で、ユーザーが増え続けている点でも注目です。
ロバート・グリン氏という若くメタバースに対して熱量が高い創始者がいるという点に今後の発展を期待したくなります。
メタバース世界の火星を歩き、土地の売買やキャラクターの作成と売買により仮想通貨を得る仕組みを持つプラットホームです。
リアルな世界観のメタバースで「リアル感」や「宇宙の世界観」が好きな方には是非体験していただきたいメタバースプラットホームです。
メタバースを始めるのにオススメの仮想通貨取引所
Binance(バイナンス)
Binance(バイナンス) | |
---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ |
取り扱い通貨数 | 600種類以上 |
最大レバレッジ倍率 | 125倍 |
日本語対応 | ◯ |
バイナンスは世界でもトップクラスの規模の海外仮想通貨取引所です。
特徴は取引量の多さで、600種類以上の仮想通貨を扱っており世界中にユーザーがいます。
日本語対応のサイトが用意されているので私たち日本人にとって、操作がしやすいのもオススメポイントです。
バイナンスで口座開設しておけば、メタバース関連の仮想通貨を扱うのに不便は少ないでしょう。
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Bybit(バイビット)
Bybit(バイビット) | |
---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ |
取り扱い通貨数 | 200種類以上 |
最大レバレッジ倍率 | 100倍 |
日本語対応 | ◎ |
バイビットは、シンガポール発の海外仮想通貨取引所で、日本だけでなく世界中に多くのユーザーがいます。
サイトが日本語対応なだけでなく、カスタマーサポートまで日本語対応と日本人にとってサポート範囲の広い取引所と言えます。
取り扱う仮想通貨の量がとても多いのも特徴で、バイビットで口座開設していればメタバースに対応した仮想通貨を手に入れやすくなるのでバイナンスと合わせてオススメしたい海外仮想通貨取引所です。
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コインチェック
コインチェック | |
---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ |
取り扱い通貨数 | 17種類 |
最大レバレッジ倍率 | 不可 |
日本語対応 | ◯ |
国内仮想通貨取引所ではコインチェックがオススメです。
代表的なメタバースプラットホームである「The Sandbox」に対応した「サンド」が購入できるからです。
また、同様に前述のエンジンプラットホームで使用する「エンジン」も購入可能です。
コインチェックはアプリの使いやすさに定評があり、特に初心者の方にはオススメの仮想通貨取引所です。
メタバースを始める時の注意点
メタバースを始める上で注意したい点を3つ解説します。
仮想通貨を触る時は注意すべき点は多くありますが、特に以下の3点は注意すべき点です。
DMや怪しいURLを開かない
まず最も注意したいのが「DM(ダイレクトメール)は開かない」です。
仮想通貨やNFTのやりとりをしているとよく知らない人からDMが届きます。
知らない人からのDMはもちろんですが、知り合いの方や有名インフルエンサーさんなどからのDMにも気をつけてください。
本人ではなくハッキングされてのメッセージの可能性もあります。
実際にこのようなDMから詐欺サイトに案内されて知らず知らずのうちに自身のパソコンをハッキングされ、仮想通貨やNFTを奪われるという被害が日々起こっています。
同様の理由で怪しい「URL」も開かないようにしてください。
仮想通貨取引所やメタバースプラットホーム、OpenSeaやメタマスクなどのサイトにアクセスする時は必ず「公式」のURLからが鉄則です。
ブックマークなどをしておいて決まったところからアクセスするようにしましょう。
仮想通貨ウォレットのパスワードを紛失しない
パスワードの紛失もよくある失敗のひとつです。
紛失してしまうと世界中の誰もあなたを助けることができません。
ブロックチェーンはセキュリティが高いのが特徴ですが、全てを自分で管理する必要があり自分の過失は誰も助けることができない仕組みになっているのです。
このパスワードは12の英単語を指定された順番に並べるもので、どんなことがあっても自分以外の人には教えてはいけません。
何かトラブルがあり助けを求めた時に、善人のふりをしてこのパスワードを聞き出してくる人がいます。
これは必ずと言ってもいいほど「詐欺」であり、仮に善人であってもパスワード教えてしまうと「金庫の鍵」を渡した状況になるのでその仮想通貨ウォレットはセキュリティ的には使用できないものになります。
送金アドレスの入力ミス
送金アドレスの入力ミスにも注意が必要です。
仮想通貨ウォレットのアドレスは32文字の英語と数字の羅列で、暗記するのは困難です。
また仮に暗記していても入力ミスする可能性は非常に高いです。
パスワードは「コピペ」で貼り付けるのが鉄則で、もしくは「ユーザー辞書登録」しておいて自分でタイプせずに入力する方法を準備してください。
入力ミスで宛先のないアドレスに送ってしまうとその仮想通貨は失われてしまい、救出することができないので送金アドレスの入力ミスには注意してください。
メタバースのよくある質問
簡単にできるメタバースってあるの?
簡単にできるメタバースはあります。
前述の「cluster」ではスマホだけで操作可能です。
VRセットやコントローラーなどの専門の道具が必要なく、仮想通貨の購入も必要ないので誰でも簡単にスマホ(パソコンでも)で始めることができる初心者にやさしいプラットフォームです。
ただ、専用の器具があるとメタバースの楽しさや体験の深さには大きな差が出ます。
本格的なメタバースは360度の映像を楽しめたり、自身の動きにアバターが連動するなどのことを指します。
また無料で始められるものは、メタバース内での活動による仮想通貨の獲得やNFTの売買などの取引ができません。
はじめの一歩は「cluster」がおすすめですが、慣れてきたら本格的なメタバース体験にチャレンジしてみてください。
メタバースは未成年でもできるの?
「未成年はメタバースを始めることはできない」という認識です。
メタバースプラットホームは仮想通貨を扱うこともあり、基本的に18歳以上から利用できるものです。
前述のclusterは年齢制限なく遊べるので、「未成年でもメタバースはできる」と言えます。
ただ、clusterは「メタバースのような体験ができる」という解釈が適したプラットホームで、メタバースの醍醐味である視覚体験やNFTの売買ができないため「本格的なメタバース」と言えません。
自分で口座開設して仮想通貨を手に入れメタバースを体験して始めて「メタバースを体験した」と定義すると、メタバースは未成年ではできないという認識をお持ちいただければと思います。
メタバースは稼げる?
メタバースは稼げます。
もちろん大なり小なり額の違いはありますし、必ず稼げるわけではないですが「稼げる仕組み」があることは間違いありません。
ただ、注意する点はメタバースを始めるのに「初期投資」が必要です。
基本的にはこの初期投資をかけるほど稼ぎやすいのですが、初期投資のかけ方と仮想通貨の価格の変動の仕方によっては損することもあります。
メタバースプラットホームの稼げる仕組みと、対応する仮想通貨の価格を見て投資的な価値も判断して挑戦してみてください。
メタバースのやり方まとめ
以上でメタバースのやり方の解説を終わります。
本記事の概要は以下の通りです。
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メタバースのやり方は様々な方法がありますが、最も手軽な方法のひとつとしてスマホで利用できる「cluster」があります。
ただ本記事でも述べたように本格的なメタバース体験をするなら「仮想通貨」と「仮想通貨ウォレット」が必須です。
さらに本格的な体験を目指すのであれば「VRセット」や「高機能パソコン」を購入してください。
まずはメタバースプラットホームに対応した仮想通貨を手に入れることが重要で、メタバース関連の仮想通貨は海外仮想通貨取引所のバイナンスやバイビットをオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。