仮想通貨Lunaは、ステーブルコインとして優れた通貨の一つです。
ステーブルコインは価格が安定しており、決済手段として期待が集まっています。
一方で、仮想通貨Lunaは2022年5月に大暴落を起こしており、暴落前の水準まで価格が戻るかどうか疑問に感じる人も多いです。
そこで本記事では、仮想通貨Lunaの特徴からやこれまでの価格の推移、2022年5月に発生した暴落の原因などを解説します。
また、将来的に値上がりが期待できるポイントも紹介しますので、仮想通貨Lunaを購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- 仮想通貨LunaはTerraプラットフォームのガバナンストークンの役割がある
- 過去に99%以上の価格下落を経験している
- 仮想通貨LunaはDeFi分野で需要が拡大している
- Lunaの復興計画によって価格上昇が期待できる
- 仮想通貨Lunaを購入するならBybit(バイビット)がおすすめ
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目次
仮想通貨Luna(Terra)の基本情報
Lunaは、韓国に拠点を置く企業「Terraform Labs」が、日常的に使用できる決済システムの提供を目指して発行した仮想通貨です。
Lunaは、Terraform Labs社独自の仮想通貨(ネイティブトークン)であり、ガバナンストークンとしても機能しています。
以前は、Luna仮想通貨市場で非常に信頼性が高く、時価総額ランキングのトップ10以内に入るほどの評価を受け、仮想通貨業界の「PayPal」としての地位を目指していました。
しかし、2022年5月に大暴落を経験し、現在は復興計画が実施されている状況です。
また、ティッカーシンボルも「Luna」から「Lunc」に変更されています。
仮想通貨Luna(Terra)が持つ特徴
仮想通貨Lunaを理解するためには、これから紹介する特徴を把握しておく必要がありますので、参考にしてください。
複数のステーブルコインが発行できる
ステーブルコインとは、法定通貨などの価格と連動するよう設計された仮想通貨です。
従来の仮想通貨と比べて価格変動が少なく、決済手段としての実用性に優れています。
- 法定通貨担保型
- 仮想通貨担保型
- 無担保型(アルゴリズム型)
- コモディティ型
Terraプラットフォームでは、日常的に使用できる決済システムの提供を目指して、米ドルや韓国ウォンなどと連動するステーブルコインが発行されています。
中でもTerraUSD(UST)は、無担保型のステーブルコインとして時価総額も高く、人気の通貨でした。
無担保型は、アルゴリズムによって流通量を調整することで、価格の安定を維持しています。
例えば、市場価格が上昇している場合には供給量を増やし、価格が低下している場合には、供給量を減らして価格を引き上げることで価格安定を保ちます。
アルゴリズムが自動で価格を安定させており、投資家や企業から注目を集めていました。
DeFi分野での需要が拡大している
仮想通貨Lunaは、DeFi分野での開発が進められており、需要の拡大が期待されています。
Lunaが提供しているDeFiサービスは下記があります。
- モバイル決済サービス(Chai)
- レンディングサービス(Anchor)
- NFTマーケットプレイス(Dropship)
- 株式、コモディティなどが取引できるサービス(Mirror)
Lunaは、ブロックチェーン技術を活用し、オープンソースのプラットフォームとして機能しています。
すべての取引を記録し、誰でも閲覧ができるため、安全で透明性の高いのが特徴です。
また、Lunaはプルーフ・オブ・ステークを採用しており、高速な処理速度と低い手数料を実現しています。
そのため、DeFi分野のにおいて需要の拡大が期待されます。
ステーキング報酬が得られる
仮想通貨Lunaは、Terraプラットフォームにステーキングすることで報酬が獲得できます。
ステーブルコインのステーキングは価格が安定しており、預けるだけで高い報酬が得られることが多いため、多くの投資家の注目を集めています。
また、Lunaは、決済時に発生するトランザクション手数料も報酬として獲得可能です。
しかしLunaは、2022年5月の大暴落以降、仮想通貨Lunaではステーキング機能一時的に停止されています。
ガバナンスに参加できる
仮想通貨LunaはTerraプラットフォームのガバナンストークンの役割を担っています。
例えば、Lunaを保有することで、プラットフォームにおいて新しい機能の導入や改善、ルール変更の提案などに関与できます。
保有するLunaの数量に応じて運営に与える影響も大きいです。
Luna保有者がプラットフォームの意思決定に積極的に関与できるため、Terraプラットフォームの発展と成長に期待ができます。
ブリッジ機能が利用できる
仮想通貨Lunaは、Terraプラットフォーム上でブリッジ機能として活用できます。
例えば、イーサリアムなどの他のブロックチェーン上で発行されたトークンがTerra上で利用できます。
Lunaが提供するブリッジ機能は、異なるブロックチェーン同士の接続を円滑に行うために設計されています。
異なるブロックチェーン上のデジタルアセットやトークンをTerraプラットフォームで利用できます。
- テラ
- イーサリアム
- バイナンス・スマート・チェーン
- Osmosis(OSMO)
- Harmony(ONE)
価格が99%以上の大暴落を起こした
仮想通貨Lunaは、2022年5月にTerraUSD(UST)が米ドルとの維持ができなくなり、ディペッグが発生し、価格が99%以上の大暴落を起こしました。
ステーブルコインは特定の通貨にペッグされて安定した価格を維持することが期待されています。
例えば、1USTは1米ドルと同等の価値があるとされていました。
しかし、市場の需要と供給の変化によって、価値が維持できなくなり、ディペッグが発生しました。
Lunaは価格を維持するために試行錯誤しましたが、価格が99%以上下落してしまい、現在ではほとんど価値がありません。
これを機にステーブルコインは、価格が安定しているという考え方が間違いであることが明らかになりました。
仮想通貨Luna(Terra)のチャートと価格推移
ここでは、仮想通貨Lunaのチャートと価格推移を紹介していきますので、参考にしてください。
これまでの価格推移
仮想通貨Lunaは、2019年にリリースされてから2021年前半までの間、大きな価格変動はありませんでした。
2021年の後半になると、Lunaは大手取引所の上場やプラットフォームのリリースなどが行われたことから、価格が右肩上がりになりました。
2022年4月には最高値を記録し、上場当初の価格から80倍以上も上昇しています。
しかし、2022年5月にディペッグ騒動が発生し、Lunaの価格は1週間で100万分の1まで大暴落しました。
大暴落後は、大きな変動もなく「0.02円〜0.05円」の幅を緩やかに変動しています。
現在の価格推移
ディペッグが発生した際、Lunaが一時的な価格変動を経験した後、2022年5月に新しく「Luna」が上場しています。
2023年1月には「300円」台を維持していましたが、3月以降はアメリカ政府の金融引き締めの影響もあり、現在は「130〜170円」台を推移している状況です。
仮想通貨Luna(Terra)が暴落した理由とは?
ここでは、仮想通貨Lunaが暴落した経緯を紹介しますので、参考にしてください。
- Anchor ProtocolからUSTの大量出金が発覚
- ディペッグが発生
- 投資家によるUST大量売却
- 大手取引所で取扱停止
2022年5月7日、Lunaを発行するTerraform Labsが開発した、ステーブルコイン特化のレンディングプラットフォーム「Anchor Protocol」から、何者かによるTerraUSD(UST)の大量出金が発覚しました。
運営元はTerraUSD(UDT)価格の暴落を防ぐために、ビットコイン(BTC)を売却したことで、市場に混乱が生じたのです。
この出来事でLunaに対する不安感が高まり、投資家によるUST大量売却の動きが広がりました。
そして米ドルとの価格維持ができなくなったことで、ディペッグが発生したのです。
2022年5月10日にはTerraUSD(UST)が米ドルとの価格維持ができなくなり、ディペッグが発生しました。
また、救済案が噂されたり、バイナンス取引所が出金停止を発表したりするなどが投資家に与えた不安は大きいです。
5月12日には、バイナンスがLunaのレバレッジ取引の取扱を廃止し、翌日13日には「Luna/UST」の上場も廃止されました。
結果として、わずか1週間足らずでLunaの価格は99%以上下落したとされています。
仮想通貨Luna(Terra)の買い方
現在、仮想通貨Lunaは国内取引所で上場していないため、海外取引所で取引する必要があります。
海外取引所で取引したことがない人におすすめなのがBybit(バイビット)です。
- 取引量が多く、注文が通りやすい
- 日本人ユーザー登録が多い
- 日本人向けのサポートが充実
- 強固なセキュリティ対策
日本語完全対応しており、英語に不安がある人でも安心して利用できます。
ここからは、Bybitを利用して仮想通貨Lunaの買い方を紹介しますので、参考にしてください。
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上記のリンクからBybitのアカウントを作成してください。
「メールアドレス」と「パスワード」を入力し、アカウント作成をクリック。
また、Bybitで取引を行う際には、本人確認(KYC)書類の提出が必要です。
本人確認書類を提出しない場合、入金や新規取引などに制限がかかります。
口座開設後に本人確認(KYC)書類を提出しておくことで、スムーズに取引が進められます。
- 運転免許証
- パスポート
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
海外取引所でLunaを購入するには、元手となる仮想通貨を国内取引所で購入する必要があります。
ビットコイン(BTC)などを購入してください。
Bybitにログインして「仮想通貨一覧」を開きます。
仮想通貨一覧から入金する通貨の右側にある「入金」をクリック。
画像のような「QRコード」と「アドレス」が表示されるため、コピーします。
国内取引所から出金するときは、先ほどコピーしたアドレスを貼り付けて送金処理してください。
Bybitiで着金が確認できれば、送金完了です。
国内取引所から送金した仮想通貨を現物取引で売却し、テザー(USDT)を購入してください。
現物取引で「Luna/USDT」を検索してください。
購入数量を入力して「Lunaを買う」をクリックすれば完了です
仮想通貨Luna(Terra)の将来性と値上がりするポイント
ここでは、仮想通貨Lunaの将来性と値上がりに転じる可能性があるポイントを紹介するので、参考にしてください。
Lunaの復興プランの進捗状況
Lunaは復興計画を進めており、進捗状況に応じては価格の値上がりが期待できます。
- 新たなブロックチェーンを開発する
- 新チェーンにUSTのアルゴリズムを引き継がない
- 旧LUNA・UST保有者に「新Luna」を配布する
- Terra Classicのアプリ開発者にエアロップを実施
Lunaはセキュリティやブリッジ機能など、元々優れた機能が備わっています。
復興計画は、旧Luna特徴を活かしつつ進められており、投資家からの注目を集めています。
また、LunaはDeFiなど幅広い分野での活用が期待されるため、将来的に価格上昇する可能性があります。
上場する仮想通貨取引所が増える
仮想通貨Lunaは、上場する取引所の増加によって価格の値上がりが期待されます。
現時点では、国内取引所でLunaは上場していないため、取引を希望する場合は海外取引所の利用が必要です。
確かにLunaの価格が大暴落しましたが、もともとは優れた機能を持つ通貨です。
特に、DeFi分野での利用が注目されており、将来的なサービス展開に期待が寄せられています。
国内取引所での上場が実現すれば、需要が増加し、価格の上昇が期待できるでしょう。
ステーブルコインに対しての規制強化
ここでは、仮想通貨Lunaの将来性に関する懸念点として、ステーブルコインに対する規制強化が挙げられます。
各国でステーブルコインに関する規制強化の動きが見られるからです。
例えば、アメリカでは2023年5月18日に米議会下院でステーブルコインに関する公聴会が開かれ、法制化の必要性が合意されました。
また、日本でも2022年6月3日に「令和4年改正資金決済法」が可決され、ステーブルコインに対する規制が追加されています。
規制の背景には、ステーブルコインがマネーロンダリングなどの不正行為を防止するために対策を講じる必要があるからです。
規制強化によって不正取引が減少し、ステーブルコインの信頼性が向上することも期待できます。
ただし、規制の強化により、ステーブルコインとして発行されたLunaの価格にも悪影響が及ぶ可能性があります。
ステーブルコインは価格の安定性を求めるユーザーにとって重要な役割を果たしており、信頼性が高まれば需要も増えるでしょう。
ステーブルコインを保有したい人は、規制の動向を注視し、どのような規制が存在するのかを確認しておくことが大切です。
仮想通貨Luna(Terra)についてよくある質問
ここでは、仮想通貨Lunaについてよくある質問を紹介しますので、参考にしてください。
仮想通貨Lunaはどんな通貨ですか?
Lunaは、韓国に拠点を置く企業「Terraform Labs」によって発行された仮想通貨です。
決済システムを提供することを目的に発行されており、ステーブルコインとして法定通貨と連動して値動きします。
また、LunaはTerraプラットフォームのガバナンストークンとしての役割を持っており、保有することで、Terraプラットフォームの意思決定に参加できます。
仮想通貨Lunaの発行枚数は?
仮想通貨Lunaの発行枚数は10億枚が上限です。
Lunaは通貨供給の安定性を確保するために、上限枚数を超える場合はバーン(焼却)が実施されます。
バーンされると、通貨の供給量が減少し、総発行量が上限枚数に戻るまでの間、平均供給量に調整されます。
仮想通貨Lunaはどのように使われていますか?
仮想通貨Lunaはさまざまな用途で使われています。
今後もDeFi分野でサービスを展開していくことが期待されます。
- オンライン決済
- 送金手段
- アプリケーションの支払い
仮想通貨Lunaは国内取引所で購入できますか?
現在、仮想通貨Lunaは国内取引所で購入できません。
Lunaを購入したい人はBybitなどの海外取引所の利用が必要です。
仮想通貨Lunaの情報を入手する方法はありますか?
仮想通貨Lunaに関する情報を入手するためにはいくつか手段があります。
情報収集する際には、信頼性の高い情報源を優先し、複数の情報源からの情報を総合的に判断することが重要です。
仮想通貨Luna(Terra)のまとめ
- 仮想通貨LunaはTerraプラットフォームのガバナンストークンの役割がある
- 過去に99%以上の価格下落を経験している
- 仮想通貨LunaはDeFi分野で需要が拡大している
- Lunaの復興計画によって価格上昇が期待できる
- 仮想通貨Lunaを購入するならBybit(バイビット)がおすすめ
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仮想通貨Lunaはステーブルコインとして優れた通貨です。
過去には大きな暴落を経験していますが、DeFiサービスの需要が拡大しており、価格上昇が期待できます。
購入を検討する場合は、Luna復興計画の進捗状況を確認することが重要です。
ただし、国内取引所ではLunaの購入ができないので、Bybitなどの海外取引所に登録して取引を始めてみましょう。
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大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。