仮想通貨はトレード以外に、レンディングで利益を増やせるのをご存じでしょうか?
レンディングはトレードよりも低リスクで資産を運用できるため、仮想通貨を保有している人の間でも人気が高まっています。
仮想通貨でレンディングをするにあたって重要になってくるのが金利です。
そこで今回は「レンディングの金利を知りたい」という方のために、取引所別の金利一覧を紹介していきます。
レンディングをする際に知っておくべきメリット・デメリットや、レンディングのやり方もまとめているので、ぜひご活用ください。
- レンディングは仮想通貨を貸し出すことで金利を得る仕組み
- 仮想通貨レンディングのメリットは、初心者でも取り組みやすく金利が高いこと
- 仮想通貨レンディングのデメリットは、価格変動や取引所破綻のリスクがありながら途中で売却しにくいこと
- 金利が高い数値で安定しているのは、Bybit(バイビット)・Bitrue
- 通貨により金利が大きく異なるのが、OKEx・Bitfinex・FTX
- おすすめは安定性と高い自由度が評判の、世界最大級の仮想通貨取引所Bybit(バイビット))

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Contents
仮想通貨レンディングとは?意味・仕組みを解説
仮想通貨のレンディングとは、保有している仮想通貨を貸し出して金利を得る仕組みのこと。
個人間で貸し借りを行うレンディングもありますが、基本的には仮想通貨取引所を仲介して行われます。
レンディングは取引所によって呼び方が異なる場合もあるので、注意が必要です。
例えばCoincheck(コインチェック)では『貸仮想通貨サービス』、GMOコインでは『貸暗号資産』と呼ばれています。
仮想通貨レンディングのメリット
仮想通貨レンディングのメリットは、以下の3つです。
- 金利が銀行預金よりも高い
- 知識がなくても始められる
- トレードよりも低リスク
仮想通貨レンディングのメリット1:金利が銀行預金よりも高い
仮想通貨レンディングのメリットは、銀行預金よりも金利が高いことです。
一般的な銀行預金の金利は0.001〜0.002%ほどと言われていますが、レンディングの金利は1〜5%ほど。
100万円を預ける場合、銀行預金では年利10〜20円ですが、レンディングの場合は年利1〜5万円ほどになります。
銀行預金よりも大きな利益を得たいなら、レンディングがおすすめです。
仮想通貨レンディングのメリット2:知識がなくても始められる
知識をあまり持っていなくても始められるのは、仮想通貨レンディングの強みと言えるでしょう。
仮想通貨のレンディングは、トレードに比べ情報収集やテクニカル分析の必要性が低いです。
レンディングしたい銘柄や期間を決めて申し込みすれば、あとは放置するだけでOK。
価格変動のリスクをしっかり把握しておけば問題ないでしょう。
レンディングはトレードよりもハードルが低いので、仮想通貨初心者でも気軽に始めやすいですよ。
仮想通貨レンディングのメリット3:トレードよりも低リスク
仮想通貨のレンディングは、トレードよりも低リスクなのが強みです。
トレードでは分析や情報収集不足で資産を減らし、最終的には退場してしまう人も少なくありません。
しかしレンディングはインカムゲインの一つなので、仮想通貨を貸し出すことで利益を増やせます。
トレードのキャピタルゲインのように大きく稼ぐのは難しいですが、資産運用として魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。
レンディングは取引所を経由するため、持ち逃げのリスクも少ないですよ。
仮想通貨レンディングのデメリット
仮想通貨レンディングのデメリットは、以下の3つです。
- 価格変動のリスクがある
- 取引所の破綻によるリスクがある
- 途中で売却しにくい
仮想通貨レンディングのデメリット1:価格変動のリスクがある
仮想通貨レンディングのデメリットとして、価格変動のリスクがあげられます。
レンディング期間中も相場は変動しているので、仮想通貨の価格が暴落した場合は利益を失うことになります。
例えば1BTC=300万円の時に1BTCを貸し付け、1.1BTCで返ってきたとします。
しかしその時1BTC=200万円に落ちていたら、1.1BTC=220万円となり、価格の変動だけで80万円の損失に。
レンディングの金利で利益を出していても、日本円に換算する際に損をしてしまうわけです。
価格が暴落するリスクの低い、将来性のある仮想通貨を選んでリスクを抑えましょう。
仮想通貨レンディングのデメリット2:取引所の破綻によるリスクがある
仮想通貨のレンディング期間中に、取引所が破綻してしまう可能性もゼロではありません。
仮に取引所が破綻してしまった場合、貸出中の仮想通貨が返ってこないことも考えられます。
2014年にはマウントゴックス社が、ハッキング被害により事実上の破綻を余儀なくされました。
仮想通貨取引所には銀行のような預金保護の仕組みが無い場合が多いため、取引所選びには注意が必要です。
運用体制に不安材料がある取引所では、レンディングをしないよう心がけましょう。
仮想通貨レンディングのデメリット3:途中で売却しにくい
仮想通貨のレンディングは、基本的に途中で解約できません。
1ヶ月・6ヶ月・1年など期間が限定されており、その間はレンディングしている仮想通貨を自由に扱えません。
中途解約ができる取引所もありますが、その際は途中解約手数料がかかる場合がほとんどです。
仮想通貨の価格が高騰したときに売却できず、暴落の心配があっても手放せないのはデメリットと言えるでしょう。
暴落のリスクを下げるためには、仮想通貨のどの銘柄を選ぶかが重要です。
マイナーで暴落リスクのあるアルトコインよりも、ビットコインやイーサリアムなどの安定した仮想通貨を選ぶようにしましょう。
【高金利】仮想通貨レンディングのおすすめ海外取引所一覧!
仮想通貨レンディングにおすすめな海外取引所の金利一覧表を、以下にまとめました。
おすすめの海外取引所 | 仮想通貨レンディングの金利 |
---|---|
Bybit | 0.03~16.46%(通貨により変動) |
Binance | フレキシブルセービング:1〜20% 定期セービング:4〜25% |
OKEx(OKX) | 1〜365% (通貨により激しく変動) |
Bitfinex | 0〜500%以上 (通貨により激しく変動) |
FTX | 1以下〜100%以上 (1時間ごとに金利が変動) |
Bitrue | Power Piggy(ロック無し):0.09〜50% BTR Lockups(ロックあり):6〜11% |
自分に合った仮想通貨取引所を見つけるために、上記を順番に確認していきましょう。
海外取引所おすすめ1:Bybit(バイビット)
大手の仮想通貨海外取引所のBybitでは、2023年5月からレンディングサービスがローンチされました。
Bybitレンディングへ入金後、1時間ごとに変動金利を受け取れます。
ただし2023年8月8日現在、BybitでのレンディングはBybit公式アプリからのみ実施可能です。
下のリンクからBybitに登録の上、アプリのインストールも進めましょう。

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海外取引所おすすめ2:OKEx(OKX)
仮想通貨取引所OKEx(OKX)のレンディング金利一覧は以下の通りです。
OKEx(OKX)は中国系の大手仮想通貨取引所です。
OKEx(OKX)のレンディングサービスは、バイナンス同様「セービング」と呼ばれています。
100種類を優に超える仮想通貨でレンディングが可能であり、金利も通貨によって大きく異なります。
例えばビットコイン(BTC)であれば年利は1%ですが、CELに関しては年利がなんと365%。(2022年7月現在)
世界的にユーザー数も多いため、信頼感を持って取引できますよ。

\OKX(OKEx)について詳しく知る/
海外取引所おすすめ3:Bitfinex
仮想通貨取引所Bitfinexのレンディング金利一覧は以下の通りです。
Bitfinexは日本でも知名度が高い、香港発の仮想通貨取引所です。
レンディングの金利はOKEx(OKX)と同様、仮想通貨の種類によって大きく異なります。
年利が0%台の通貨から、タイミングによっては100%以上に跳ね上がる通貨まで様々。
ビットコイン(BTC)の取扱量が世界トップクラスなのも、Bitfinexの大きな魅力の一つです。
海外取引所おすすめ4:FTX
仮想通貨取引所FTXのレンディング金利一覧は以下の通りです。
FTXは近年グングンと成長しているアメリカの仮想通貨取引所です。
他の大きな取引所と比べると歴史が浅いですが、Binance(バイナンス)が出資していることもあり注目を浴びています。
レンディングの金利は1時間ごとに発生し、年利が100%を超える通貨もあります。
タイミングによっては、全ての通貨の年利が8%以下に落ち着いている場合もあります。
どちらにせよ銀行預金とは比べものにならないほど利回りが良いので、資産運用にはピッタリと言えるのではないでしょうか。

海外取引所おすすめ5:Bitrue
仮想通貨取引所Bitrueのレンディング金利一覧は以下の通りです。
BTR Lockups(ロックあり):6〜11%
5つ目のおすすめ海外取引所は、シンガポールを拠点に置くBitrueです。
BitrueのレンディングはロックなしのPower Piggyと、30日間のロックが必要なBTR Lockupsの2種類。
いつでも自由に取引できるロック無しのタイプに比べ、ロックがあるタイプでは金利がより高くなります。
Power Piggyでの金利は1〜10%に推移しているものが多いですが、通貨によっては50%を超えるものもあります。
BTR Lockupsは取扱通貨数が少なめですが、どの通貨も金利は6〜11%の高い推移で安定。
募集は不定期で行われるので、BTR Lockupsに興味がある方は定期的にチェックしておくのがおすすめです。
海外取引所おすすめ圏外:Binance(バイナンス)
Binanceは同日に国内暗号資産交換業者「SEBC」の全株式取得を発表しており、今後本格的に日本市場に進出することが予想されます。
国内版Binanceでは取引銘柄やレバレッジの面で自由度が大幅に下がるため、効率的に利益を狙いたい方は他の海外取引所を検討するのがおすすめ。
具体的には手数料が安くレバレッジ100倍で約180通貨を取引できるBybit(バイビット)が人気です。
また、Zoomex、MEXC、KuCoin(クーコイン)なども用途に応じて検討できるでしょう。
国内トレーダーに人気の仮想通貨海外取引所ランキングはこちらの記事でをご参照ください。

仮想通貨取引所Binance(バイナンス)のレンディング金利一覧は以下の通りです。
定期セービング:4〜25%
Binance(バイナンス)はシンガポールに拠点を置く、世界最大級の仮想通貨取引所です。
バイナンスのレンディングは「セービング」と呼ばれており、2つのタイプに分かれています。
預入期間が自由のフレキシブルセービングと、期間が固定されている定期セービングの2種類です。
定期セービングは7日・14日・30日・90日の一定期間に仮想通貨を預け入れるため、金利はやや高め。
フレキシブルセービングは預け入れてから2日後には、毎日利息を受け取れるようになります。
仮想通貨レンディングに安定感を求めるなら定期セービング、自由度の高さを求めるならフレキシブルセービングがおすすめです。
仮想通貨レンディングのやり方・始め方
仮想通貨レンディングの始め方を、Bybitでの事例を参考に解説します。
- 手順1:Bybitで口座を開設
- 手順2:Bybit公式アプリをインストール
- 手順3:仮想通貨を入手する
Bybitで口座を開設
仮想通貨のレンディングを始めるには、まず取引所でアカウントを作成します。
Bybitではアカウント作成時の本人確認が義務化されているので、運転免許証やマイナンバーカードなどを用意して本人確認を進めましょう。
ほかにメールアドレスの登録や口座開設の審査を経て、アカウントの作成は完了です。
スマホ1台で登録できる取引所が多いため、早ければその日のうちに作成できる場合もあります。
Bybitの登録や本人確認のやり方はこちらの記事で解説しています。

Bybit公式アプリをインストール
2023年8月8日現在、Bybitの公式サイトではレンディングはできず、公式アプリのインストールがです。
Bybitのアプリは、価格変動をアラートで知らせてくれるサービスなどが充実しており、日本語にも完全対応しているので、Bybitで口座開設したタイミングでインストールしておきましょう。
仮想通貨を入手する
アカウント作成後は日本円を入金し、仮想通貨を購入します。
仮想通貨の購入は販売所が簡単ですが、取引所と違いスプレッドが発生するためご注意ください。
無駄なコストを抑えるためには、取引所で仮想通貨を入手するのがおすすめです。
Bybitアプリの「レンディング」から貸し出す銘柄を選択
仮想通貨を手元に用意したら、以下の流れでBybitアプリを操作します。

BTCの場合、最低でも0.002BTC以上の貸し出しが必要です。
最後に最下部の「貸し出す」をタップして手続き完了です。
まとめ:仮想通貨レンディングのおすすめ取引所を抑えて暗号資産を増やそう!
最後に「仮想通貨レンディングの金利一覧」についてまとめておきますね。
- レンディングは仮想通貨を貸し出すことで金利を得る仕組み
- 仮想通貨レンディングのメリットは、初心者でも取り組みやすく金利が高いこと
- 仮想通貨レンディングのデメリットは、価格変動や取引所破綻のリスクがありながら途中で売却しにくいこと
- 金利が高い数値で安定しているのは、Bybit(バイビット)・Bitrue
- 通貨により金利が大きく異なるのが、OKEx・Bitfinex・FTX
- おすすめは安定性と自由度の高さを選べる、世界最大級の仮想通貨取引所Bybit(バイビット))

\Bybit公式サイトはこちら/
仮想通貨を貸し出して金利を得る仕組みのレンディング。
銀行預金より金利が良くトレードよりリスクが低いので、資産運用を検討している方におすすめです。
タイミングによって金利が激しく異なる通貨・取引所もあるため、事前に数値や傾向を確認しておくのが良いでしょう。
レンディングの金利は取引所のHPに記載されている場合が多いので、まずチェックしてみてはいかがでしょうか。
おすすめ取引所のBinance(バイナンス)の詳細に関しては、以下のリンクからご覧いただけます。

大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。