Gate.ioは、日本人も利用できる海外仮想通貨取引所の一つです。
たくさんの草コイン・アルトコインを取り扱っているため、登録してみようと考えている人もいると思います。
しかし、取引所の実態がよくわからなくて口座開設に踏み切れていない!という人のために、
今回の記事ではGate.ioを日本人が使う上でのメリット・デメリットを中心に紹介し、実態を明らかにしていきます。
本記事を読めば、Gate.ioに対して抱えている不安を解消し、口座開設の決心がつくでしょう!
- Gate.ioは日本人も利用できるが、日本語対応が一部でサポートは英語、現物取引に限られている!
- Gate.ioは金融庁の許可がないため警告を受ける恐れはあるが、積極的に日本人へ営業しているわけではないので、強い心配は必要ない
- Gate.ioは将来有望な草コイン発掘をしたいユーザーにおすすめの取引所!
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目次
Gate.io(ゲート)は日本人も使える!基本情報を紹介
Gate.ioは、シンガポールに拠点を置く中国系の仮想通貨取引所です。
CoinMarketCapのデータによると、現物取引時価総額ランキングは6位となっており、週次訪問数も6位でBybit(バイビット)の次の多いことがわかります。(2022年5月現在)
このことから、世界中のユーザーが利用する主要海外取引所の一つであると言えるでしょう。
【Gate.ioの基本情報】
取引所名 | Gate.io(ゲート) |
---|---|
運営会社 | Gate Technology Inc. |
登録地 | アメリカ合衆国バージニア州 |
設立年 | 2013年 |
時価総額 | ¥86,219,376,326 (現物取引ランキング9位) ※CoinMarketCap調べ(2023年7月現在) |
取扱い銘柄 | 1700以上 |
入金手数料(仮想通貨) | 無料 |
出金手数料(仮想通貨) | 通貨ごとに設定
【例】 BTC…0.001BTC ETH…0.0025ETH |
取引手数料 | 【現物取引】 Maker:0.055~0.2% Taker:0.065~0.2% ※VIPランク・GT(ゲートトークン)保有数によって変動 |
Gate.io(ゲート)の日本人が使えなくなる可能性はある?金融庁の登録状況
金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」を見ると、Gate.ioは記載がありません。
つまり金融庁には登録されていない状態です。
実は、多くの海外取引所はGate.ioのように金融庁に登録せずに日本人向けのサービスを行っています。
日本人がこれを利用して罰則を受けることはないので、安心してください。
しかし、取引所の方は金融庁の警告を受けることがあると、日本人向けサービスの一時停止や撤廃もあります。
金融庁は「日本人(日本居住者)向けに、許可なく営業活動を行うことを禁止」しています。
この一線を超えると「警告」を受けることになるのです。
Gate.ioが日本語対応を一部に留めているのは、「積極的に営業活動を行っている」と見られないようにするためかもしれません。
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Gate.io(ゲート)を日本人が使うメリット
Gate.ioを日本人が使う上でのメリットについて、4つ紹介していきます。
本人登録(KYC)をせずに取引可能
Gate.ioはメールアドレスを入力するだけで口座開設が完了します。
さらに、その後は本人登録をしなくてもそのまま取引に入ることができます!
このため、すぐに欲しい通貨があって海外取引所の口座開設をしなければならないという人にとって、素早く取引ができる取引所であると言えます。
ただし、出金額によっては本人確認が必要になりますので、留意しておきましょう。
入金手数料が無料
海外取引所を使う際には、国内取引所から仮想通貨を送るパターンが多いです。
これを仮想通貨入金と言いますが、Gate.ioはその際の入金手数料が無料となっています。
このため、少額から試してみたいという人も、余計なコストをかけずに取引に入ることができます。
仮想通貨を送る側である国内取引所が、仮想通貨送金手数料を設定していることもありますので注意が必要です。
また、ネットワーク手数料は発生しますので、留意しておきましょう。
草コインの取り扱い数が圧倒的に多い
Gate.ioでは、1700種類以上の銘柄を取り扱っています。
国内取引所では絶対に出会えない、将来有望な草コインと出会うことができるかもしれません。
最近話題のNFTなどは、売買にポリゴンやソラナといった国内取引所で扱いが少ない通貨を持っている必要があるため、こうしたアルトコインを買いたい時にもおすすめの取引所です。
NFTゲーム元素騎士Onlineのゲーム内コイン「MV」が上場
遊びながら稼ぐことができるNFTゲームが話題沸騰中ですが、その中でも元素騎士Onlineはかなり注目を集めている国産NFTゲームです。
元素騎士OnlineのガバナンストークンであるMVは、最初にUniswapに上場しましたが、最近Gate.ioでも取り扱いが始まったのです!
ガバナンストークンは、ゲーム内トークンとは異なりますがゲームの開発方針に投票する権利を持つトークンであることや、ステーキングすることでゲーム内通貨であるRONDを貰えるメリットがあります。
ゲームが正式にリリースすれば、価格が上がる可能性があるので今のうちに手に入れておきたいところです。
【2023年7月18日現在の価格】
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Gate.io(ゲート)を日本人が使うデメリット【懸念点】
日本人がGate.ioを使う上で感じる懸念点にもなるデメリットを4つ紹介していきます。
日本人は取引種類が「現物取引」のみ
Gate.ioでは、日本人の取引が「現物取引」にのみ限定されています。
この点も、積極的に日本人へサービスを提供してないという姿勢によって、金融庁からの警告を回避しているように思えます。
海外取引所を利用する大きなメリットとして、国内よりも高い倍率でレバレッジをかけられる仮想通貨FXがありますが、Gate.ioの場合はこれが全くないと言えます。
ただし、海外取引所が初めてで現物取引だけでも十分という初心者ユーザーにとっては、かえって安心して取引できる要素でもあります。
日本語に一部しか対応していない
日本人にとって使いづらい点の一つが、日本語対応が部分的であることです。
サポートとのやりとりは基本的に英語になりますので、メールを送る際は翻訳サイト・アプリが必須となります。
部分対応と言っても、取引画面も日本語で表示されるレベルなので、あまり不自由はありません。
取引手数料が高い
仮想通貨取引所の取引手数料は、基本的にMakerとTakerの2種類あります。
全く同じ比率で提供されている場合もありますが、通常はTakerの利率が高くなるようになっています。
Gate.ioはどちらも、通常時の利率が0.2%に設定されており、バイナンスやバイビットなどと比べるとやや高い印象を受ける人も多いのは事実です。
Gate.ioは独自トークンの保有量によって手数料の割引を受けることができます。
VIPランクと呼ばれる取引ランクが上がっていけば、Taker手数料は最低で0.065%となるため、安く抑えることが可能です。
Maker…取引板にない価格で注文を出し、約定した場合に発生する手数料
Taker…取引板にある価格で注文を出し、約定した場合に発生する手数料
Makerは取引板を活性化させる要因にもなるので、手数料の利率が低く設定されていることが多いのです。
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日本人がGate.io(ゲート)に感じる不安と実態
日本人で、特に海外取引所に慣れていない人にとっては、Gate.ioに対して不安を感じることも多いと思います。
その中でもよくある不安点に対して、実際はどうなっているのかについて紹介していきますので、不安解消の手助けになれば幸いです!
Gate.io(ゲート)の安全性って大丈夫?Gate.io(ゲート)セキュリティの実態
実はGate.ioのセキュリティはかなり安心できる仕様になっています。
一番の安心要素は、取引所口座の資金がコールドウォレットで保管されているということです。
取引所口座の多くは、インターネット上で管理するウォームウォレットになっています。
しかし、インターネットを介した不正アクセスなどによって、ウォームウォレットの資金は流出してしまうリスクがあります。
これに対してコールドウォレットは、インターネットと切り離されたところで管理されるので、そうした流失のリスクが低くなっています。
中国系ってなんか不安!今後の運営が心配
中国系の取引所と聞くとなんとなく不安……。
Gate.ioの所在地は中国ではないので今後の運営も心配いらず!
不安の根っこには、中国での仮想通貨全面禁止という体制変化もあるかもしれません。
2021年、中国はついに国内の仮想通貨取引を含めて、仮想通貨全面禁止を発令しました。
これによって、マイニング企業や中国に拠点を置いていた取引所は撤退を余儀なくされたのです。
しかしGate.ioは中国系の企業ではありますが、登録地がアメリカのバージニア州ということで中国の国内体制の影響を受けることはありません。
Gate.io(ゲート)の日本人ユーザーの評判は?実際の声
Kucoinとhttps://t.co/1MpwcOxNUxを使ってます。
特にhttps://t.co/1MpwcOxNUxの方は取引ボリュームの多くて良いですよ。#XYM #Symbol https://t.co/jQ8HvE86Al— nobonobo@NBQBV6Y6GK7PBV2LNQECKGSTBBGX4SXDC3W2 (@m_nobo2) April 23, 2022
やはり、取引ボリュームと取扱い銘柄の多さが評価ポイントになっています。
https://t.co/8IciP7aigUって割とマイナーな通貨はあるから良いんだけど、入金は結構遅い時あるし、出金は項目全部埋めたのに失敗することが時々ある😱
ちょっとそのへん何とかしてほしい#仮想通貨— たたしぃ | Astar推し (@tatashicoin) April 13, 2022
Gate.ioを使っている日本人ユーザーの声で多いのは、こういった出金に関することです。
出金申請が通らない、うまくいかないという場合について、次の項目で触れていきます。
Gate.io(ゲート)は本人確認しないと出金できない?出金条件とは
Gate.io(ゲート)では出金について、色々条件があります。
- 仮想通貨で出金する
- 1日・1回あたりの出金額が制限されている
- 出金時は本人確認が必要
出金するためには、本人確認が必要となるので出金申請前に済ませておきましょう。
登録完了までに30分以上はかかると見て、余裕を持って行っておくと良いです。
さらに、出金額は1日・1回ごとに制限されているので、金額を確認しておくことをおすすめします。
上記条件をクリアしても出金がうまくいかない場合は、速やかにGate.ioのサポートへ連絡しましょう。
Gate.io(ゲート)はFTXやBinanceの代わりになる?
大手海外取引所であるFTXやBinanceが日本人ユーザーへのサービスを停止したことで、代わりになる取引所を探している人も多いはずです。
Gate.ioは、とにかく取扱い銘柄が多いので草コイン発掘にはもってこいです。
ただし、日本人はGate.ioで現物取引しかできないので、メインの取引所にするにはいささか物足りなさを感じるかもしれません。
現物取引だけを利用するユーザーなら問題なく使えますが、先物取引をはじめとしたさまざまな取引を希望するユーザーは、Bybitなど他の海外取引所の利用を検討しましょう。
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他の海外取引所の比較からわかるGate.io(ゲート)がおすすめの人
時価総額ランキング (現物取引)※1 |
取扱い銘柄※2 | 取引手数料 | 日本語対応 | |
---|---|---|---|---|
Gate.io (ゲート) |
9位 ¥86,219,376,326 |
1719 | 0.2% | 〇 (一部) |
Bybit (バイビット) |
5位 ¥118,765,759,752 |
409 | 0.0750% | 〇 |
Binance (バイナンス) |
1位 ¥1,088,002,397,343 |
388 | 0.1% | × →2022年11月~ 日本人の新規登録停止中 |
OKX (オーケーエックス) |
6位 ¥154,318,250,963 |
337 | 0.2% | 〇 |
MEXC (エムイーエックスシー) |
19位 ¥70,679,985,906 |
1620 | 0.2% | 〇 |
※1 2023年7月18日時点 CoinMarketCap調べ
※2 現物取引での取扱い銘柄
他の主要海外取引所と比較してみると、ゲートは取扱い銘柄が圧倒的に多い取引所の中の一つであることがわかります。
現物取引の時価総額ランキングでは9位とトップ10に入っており、世界的に見ても流通量が多いこともわかりますね。
取引手数料は他の取引所とそれほど変わりなく、「高い!」というわけではありません。
日本語に完全対応していない点を踏まえると、ある程度海外取引所に慣れていて(英語でも大丈夫)、これから伸びる可能性のある草コインを探している人におすすめです。
海外取引所が初めてで、できれば日本語で使いたい!という人にはBybit(バイビット)がおすすめです!
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Gate.io(ゲート)日本人利用のまとめ
- Gate.ioは日本人も利用できるが、日本語対応が一部でサポートは英語、現物取引に限られている!
- Gate.ioは金融庁の許可がないため警告を受ける恐れはあるが、積極的に日本人へ営業しているわけではないので、強い心配は必要ない
- Gate.ioは将来有望な草コイン発掘をしたいユーザーにおすすめの取引所!
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Gate.ioは日本人利用が可能な海外取引所の一つです。
部分的な日本語表示に対応しているため、完全な非日本語表示取引所よりは使いやすくなっています。
日本人は現物取引に限定されていますが、初めて海外取引所を使うユーザーにとってはわかりやすいメリットになります。
中国系の取引所ということで不安点は様々ありますが、コールドウォレットで資金を管理しているという部分には大きな信頼を寄せることができます。
出金関連のトラブルが多い取引所なので、改めて出金条件などの情報をしっかり押さえた上で利用することをおすすめします。
大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。