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ネム(NEM)は今後どうなる?将来性・特徴・購入方法を徹底解説!【2019年の価格予想】

ネム将来性今後

ネムってもうオワコンなの?

コインチェックでのネム流出事件は、まだ記憶に新しいのではないでしょうか?

あれほどのハッキング事件が起こった後のネム(NEM)は今後どうなるのでしょうか?

仮想通貨バブルが終わり、今は仮想通貨自体の性能であったり、将来性がとても重要視されています。

その将来性が、今後の価格に関係していくことはまちがいないでしょう。

今回は、ネムの将来性を中心にわかりやすく解説していきます。

記事監修者紹介
仮想通貨トレーダーリップルちゃん @Ripple_chandayo
リップルの情報を発信する仮想通貨系インフルエンサー。
Twitterを中心に2000名以上のフォロワーを持つ。
仮想通貨・FX投資で累計4桁万円の利益を出した経験をもとに、2019年4月より本サイト仮想通貨記事の監修を務める。

1 | ネム(NEM)とは?

ネム(NEM)

ネムは数ある仮想通貨の一つ。

仮想通貨ネムは2015年3月に発行されました。

ネムは非中央集権ですが、2016年にシンガポールで発足したのがNEM財団と言います。

ネム財団とNEMの開発者は別ですので混同しないようにしてください!

ネム財団は日々、ネムの技術を活用したプラットフォームの普及活動を行っています。

1-1 | ネムの概要

ネム(NEM)とは「New Economy Movement」の頭文字から取られた名称。

「New Economy Movement」とは新しい経済運動という意味です。

金銭的な自由と分散化、公平性と連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出を目標としてはじまった仮想通貨のプロジェクトで、「国や政府、中央銀行といった既存の枠組みを離れた、新しい経済のしくみを目指す」ことを目標として生まれました。

ネム(NEM)は、仮想通貨そのものの名称ではなく、ブロックチェーンを活用して新しい経済圏(プラットフォーム)を創ろうとするプロジェクトの名称です。

発行される仮想通貨の単位は「XEM(ゼム)」となります。

1-2 | ネムの特徴

ネム_特徴

ここからはネムの特徴についてご紹介していきます。

送金スピードが早い

ビットコインなどの他の仮想通貨と比べて、送金スピードが早いのが特徴の一つ。

ビットコインは取引の承認に約10分程度かかってしまいますが、ネムの場合はビットコインとは異なるアルゴリズムを用いているため、送金スピードが早く、今後のアップデートでさらに送金スピードが上がる予定となっています。

承認方式はPoI

ネムは承認方式に独自のProof  of Importance(PoI)という方法を採用していて、専用ウォレットの「コインの保有量」と「取引量」によりネムを獲得することができるのが特徴です。

ビットコインなどのマイニングでは仮想通貨の新規発行されますが、ネムのハーベストは既に発行されている分が分配され、条件を満たせば誰でも参加できます。

PoIはユーザーのネットワークへの貢献度をはかり、その貢献度に応じた報酬が分配され、そのことをハーベストと呼びます。

承認報酬がハーベスト

ハーベストは、ビットコインでいうところのマイニングのような報酬獲得方法になり、上記で説明したのProof  of Importance(PoI)で貢献度を上げることができたユーザーに、ハーベストとして報酬が配られます。

この報酬は貢献度を上げた方が多くなり、1,000XEM以上保有しているとタダでXEMがもらえることも可能です。

安全性が高い

ネムのハーベストでは特殊なアルゴリズムの採用により、ネムへの貢献度とともにハーベストに参加するマシンの動作も監視していて、過去に悪意ある使用がされたマシンの参加を拒むことが可能です。

このアルゴリズムはビットコインなどの仮想通貨では採用されていないため、ネムはより高い安全性を保っているといえるでしょう。

送金にメッセージを組み込める

ネムは送金する際にメッセージを組み込める仕様になっており、Eメールのような感覚で送ることができます。

メッセージはブロックチェーン上で公開されるのですが、送金相手にだけにメッセージ見せたい場合は暗号化することも可能。

取引所へ送金する場合は、メッセージをつける必要があるので注意が必要です。

独自のトークンが作れる

ネムはウォレットの機能を使って、簡単に独自トークンを作ることができます。

ネームスペースというインターネット上でのドメインにあたるものを取得することで独自トークンを作ることができて、その独自トークンをモザイクと呼びます。

企業などの団体が、プロジェクト等でモザイクを簡単に発行し、活用されることが期待されます。

1-3 | ネムの技術:アポスティーユ

ネム(NEM)_アボスティーユ

ネムの技術で、その安全性を示しているもの『アポスティーユ』と呼ばれる機能があります。

本来ならば公的な第三者を必要とする「公証」の機能をブロックチェーン上に実装したものです。

この機能が完成すれば、第三者を介さずに遺言書や債務弁済を契約できることになるでしょう。

2 | ネム(NEM)は買っても大丈夫なの?

2018年1月にコインチェック事件が起こり、ネムの価格が暴落しました。その現象だけ見ると、「ネムに問題があるのでは?」と思ってしまいますよね。

しかし実はコインチェック事件でネムに落ち度はありません。そればかりか他の仮想通貨よりもセキュリティ面では優れています。

その理由をこれから以下の視点から解説して行きます。

  1. コインチェック事件の責任
  2. 中国CERTの調査結果
  3. Eigen trust++

順番にみて行きましょう。

2-1 | コインチェック事件の責任

coincheck
2018年1月26日コインチェックから5億XEM(約580億円)がハッカーにより盗まれました。その混乱から、仮想通貨の価格は軒並み暴落しました。

多くのメディアなどで『5億ネム盗まれる!』などのようなタイトルの記事が流れ、ネムに対してなんらかのネガティブなイメージを持ってしまった人もいるでしょう。

しかし、今回の騒動では全くネムに落ち度はありません。問題があったのは、コインチェックのセキュリティです。そこは勘違いしないようにしましょう。

2-2 | 中国CERTの調査結果

ネム(NEM)_レポート

次にネム自体のセキュリティについてです。実はネムは他のどの仮想通貨よりもセキュリティが優れています。

2016年12月、中国CERTはブロックチェーンソフトウェアの17ページのセキュリティ監査レポート※1を発行しました。この調査はビットコイン、リップル、イーサリアムを含む25の仮装通貨の安全性を評価しています。

その中でネムはダントツの安全性を持つ仮想通貨ということが調査にて明らかになりました。ネムは低ければ低いほど安全とされる脆弱性数値(1000行あたりの脆弱性コード数)が0.28でした。これは全く問題がないと言われるほどの安全性です。

ちなみに一番セキュリティが弱いとされたのがリップル。脆弱性数値は7.29でした※2

※1本レポートはこちら。Blockchain software security report by China CERT, Ripple the worst | NEWS.8BTC.COM

2リップル社は開発途中で、正確な評価がされていないと反論しています。

2-3 | Eigen trust++

ネム(NEM)

Eigen trust++とは、ネムに実装されている評価システムです。簡単に説明します。

P2Pはご存知でしょうか?仮想通貨が非中央集権であるために重要なシステムです。しかしP2Pにもデメリットがあります。それは、悪意のある参加者が偽の情報や害のある情報を流せることです。

それを排除するのがこのEigen trust++という評価システムです。ネムのネットワークに参加するノードを信頼できるかどうかをスコアにするのです。そうすると、その情報源が信頼できるか否かを判断できるようになります。

簡単にいうとネムネットワークの中の警察のような役割でしょうか。この仕組みがあるため、ネムのセキュリティは高いと言われています。

※正確にいうと、Eigen trust++に”似た”システムです。ほぼ同じであると判断したので同一とみなしました。「もっと正確に知りたい・・・!」という方はこちらをご覧ください。Introduction · GitBook

3 | ネム(NEM)がいま価格上昇しない理由

ネム_価格上昇しない理由

期待はされているネムはなぜ伸び悩んでいるのでしょうか?

上でも案内したコインチェック事件での流出した通貨が理由のひとつとして挙げることができるのですが、それだけではありません。

  1. 国内に取り扱いのある取引所が少ない
  2. 技術の競合

3-1 | 国内に取り扱いのある取引所が少ない

ネムが伸び悩んでいる原因のひとつに国内で取り扱いされている取引所が少ないことが挙げられます。

その理由はやはり、コインチェック流出事件後ということもあり、取り扱いを自粛している取引所が多いからではないでしょうか。

ネムは日本人に人気なる仮想通貨の1つではあるので今後に期待はできるのですが、このようなことも伸び悩んでいる原因のひとつと言えます。

3-2 | 技術の競合

ネムはイーサリアムと同じプラットフォーム型の仮想通貨です。

そのため、機能や技術が似ている仮想通貨が非常に多く存在します。

ブロックチェーンの技術を用いることで様々なサービスを行うことができる仮想通貨でもあるので、他との無差別化をどれだけできるかによって今後の価格上昇につながるのではないかと考えられています。

4 | ネム(NEM)がこれから価格上昇する理由

ネム_価格上昇

現在、価格が伸び悩んでいるネムですが、これから価格が上昇するのではないかと思わせる理由もあります。

4-1 | ネットワークのコミュニティが活発

ネムは、プログラマーの多い「Java」言語で作られているため、開発コミュニティが活発です。

また、ネムを決済通貨として扱う「nem bar」などのお店も誕生してきているので、今後このようなお店が続々と誕生すればネムの価格はどんどん上昇すると考えられています。

4-2 | 拡張性が豊富

ネムは、Javaでつくられているため、ネム言語などという専門的な開発方法を覚えなくてもトークンやアプリケーションを作成することができます。

独自トークンを作成すれば、トークンと引き換えにICO(資金調達)をすることだってできます。

このようなことがもっと普及すれば、ネム自体の需要が高まるため、価格上昇するのではないかと言われています。

5 | ネム(NEM)の今後の価格を予想

ネム_今後の価格予想

2019年4月現在、ネムの価格は6円前後を上下しています。

2018年1月には200円を超えて、1年で「500倍という」上昇を見せました。

コインチェック事件以降、価格は下落しましたが、現在の価格は底値なのではないかと専門家の間でも言われています。

その理由として言えるのが、上でも説明してきたように、コインチェック事件はコインチェックの問題であり、ネム自身のもつポテンシャルは高いままだということが挙げられます。

コインチェック事件が起こる前までは、ネムは1,000円を超えるのではないかとも言われてた通貨でもあるので、今後は徐々に上昇していくのではないでしょうか。

6 | ネム(NEM)の将来性

6-1 | テックビューロ社がmijinにネムの技術を使用

ネム(NEM)ミジン

zaifやCOMSAなどのサービスを提供するテックビューロ社は、誰でもブロックチェーンを活用できるようになるソフトウェア『mijin』に、NEMの技術を採用しています。現段階ですでに400社以上に提供しており、これからさらに導入企業が増えていくと見られています。

6-2 | カタパルト次第で暴騰?

ネム(NEM)_カタパルト

ネムは2018年内に行われるカタパルトで大幅に改良されることが期待されています。

カタパルトはネムにおけるアップデートと捉えて頂ければ問題ないです。

ネムがカタパルト(アップデート)すると、決済の処理速度がめちゃくちゃ早くなります。

1秒間に4000件の取引ができるようになります。

参考までに、他の仮想通貨、決済手段との比較です。

XEM 1秒間に4000件
BTC 1秒間に14件
ETH 1秒間に15件
XRP 1秒間に3000件
VISA 1秒間に4000件

あのVISAカードと同じ速度で処理ができます。VISAは世界最速の処理速度と言われています。つまりネムの処理速度は世界最速レベルになります。

ネムはカタパルトが行われると価格が上昇すると見られています。

こういった情報は予定の段階で価格上昇したりするものですが、まだ具体的な日程が決まっていないため、価格が伸び悩んでいます。

2018年内に行われるのはほぼ確実なので、早めに買っておくのと良いかもしれません。

6-3 | 個人でも簡単にICOが可能

ネムのプラットフォームを使うことで簡単にオリジナルトークンを発行することが可能です。

そのオリジナルトークンを販売することによって、ICO(資金調達)を行うことができます。

個人でICOができるようになると、事業やサービスを個人単位で起こすこともでき、それはこの社会において需要があることは間違いありません。

ネムが個人のICOに使われるようになると、ネムの価値にも大きく影響してくるでしょう。

6-4 | 超・民主的なPoI

ネム(NEM)

ネムの合意形成アルゴリズムは、PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)です。PoIはネムを使った取引を多くした人が得するシステムです。つまり、ネムを流通させることを前提に作られたシステムで、富が集中しないようにしているんですね。

NEMの名前はNew Economy Movement(新しい経済運動)の頭文字を取っています。ネムの目指す世界は富の分散です。その世界を実現するためにPoIを採用しています。

7 | ネム(NEM)を買うならいつが最適?

ここまでネムについて見てきました。現在の値段は40円前後。2ヶ月前には200円ほどでした。しかしネムに落ち度はないはずのコインチェック事件で暴落しました。つまりネムは現在、過小評価されていると言えるかもしれません。

そう考えると、コインチェック事件はネムのユーザーに返金ということでひと段落しましたから、以前のような価格暴落はないでしょう。

追記:2018年4月15日

NEMの取引量、35位から26位に上昇。

追記:2018年4月16日

8 | ネム(NEM)が買える取引所はZaif(ザイフ)がおすすめ!

ネムを購入するならザイフがおすすめです。

手数料はマイナス0.01%。大きな金額ではありませんが、本来手数料がかかると考えるとかなりお得に取引ができます。

ネムは、将来性にも十分期待ができる仮想通貨であることがわかりましたね。

ネムが購入できるおすすめの取引所は、Zaif取引所です。

追記:2018年6月7日

コインチェック取引所、ネムの出金・売却再開。Bithumbにネム上場

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記事執筆者
執筆者足立海
大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。