バイナンスが危険って本当?
バイナンスは日本で禁止される?
海外大手取引所バイナンスは、日本からの新規登録を11月30日をもって停止すると発表し、いま話題となっています。
既存ユーザーはひきつづき取引が可能ですが、いつまで利用できるかはまだ分かっていません。
この記事ではバイナンスの評判と今後のゆくえ・使い方などを分かりやすく解説していきます。
- 国内取引所を買収し本格的に日本進出をはたす
- 取り扱い銘柄が豊富でレバレッジ取引やステーキングにも対応
- 手数料が安く独自トークンを使用すればさらに割引される
- 過去にハッキング被害を受けるも迅速な対応で信頼回復
目次
Binance(バイナンス)とは?
会社名 | Binance |
---|---|
取扱通貨 | 350種類以上 |
レバレッジ | 最大125倍 |
取引手数料 | 現物 メイカー:0.1%/テイカー:0.1% 先物 メイカー:0.02%/テイカー:0.04% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | BTC:0.0005 ETH:0.00015 XRP:0.25 USDT:1 |
日本語対応 | あり |
公式 | Binance |
バイナンスは2017年に香港にて設立された世界最大の仮想通貨取引所で、チャンポン・ジャオがCEOをつとめています。
350種類以上の豊富な仮想通貨を取り扱っており、現物取引から先物・レバレッジ取引とさまざまな運用が可能です。
また、ステーキングにも対応しており仮想通貨を預けることで報酬を得られます。
さらにセキュリティ対策も万全で、はじめてでも安心して利用することができます。
Binance(バイナンス)の良い評判・口コミ
バイナンスが日本でも使えるように
NEW⚡️
バイナンスが日本進出を発表🙌手始めに日本のサクラエクスチェンジを買収。金融庁の認可を狙う👍 pic.twitter.com/dmcI6J8Nwv
— Mr.₿itcoin (@coinspace_) November 30, 2022
バイナンスは11月30日に、国内取引所のサクラエクスチェンジを小会社化したことを発表しました。
このことで、バイナンスの正式な日本進出が決定的なものとなりました。
過去に金融庁から日本で無登録の業者であることなどを理由に2回の警告を受けていましたが、正式に国内進出が決まったことで今後に期待が集まっています。
手数料が安い
仮想通貨取引所「バイナンス」がオススメな理由5つ
1.日本語対応
2.仮想通貨の種類が豊富
3.仮想通貨を運用できる
4.手数料が安い
5.信頼できる世界最大の取引所である「バイナンス」をまだ使ったことがない方はぜひ。
— こうわ|ブログ月5万円【過程を発信】 (@kowa_crypto) June 8, 2022
バイナンスでは現物取引手数料は一律0.1%となっており、入金手数料は無料・出金手数料は通貨により異なります。
また、独自トークンであるBNBを使用すると取引手数料の25%割引を受けられます。
さらに、招待IDを使用することで取引額から最大20%手数料が割引されます。
安全性が高い
バイナンスに久しぶりにログインしようとしたら、「長い間ログインしてないデバイスからサインインしているようです、確認メールを送りました。確認してください。」ってなった。
さすがバイナンス、セキュリティすげーww
もちろん、2段階認証入力した後でのこの通知🙌 pic.twitter.com/yAKD0fy8au— こより (@vc_koyori) October 8, 2018
バイナンスはセキュリティ対策が万全で、安心して取引ができます。
2019年にハッキング被害を受けた教訓からセキュリティにはとくに力を入れており、事件以降も被害は最小限に抑えています。
代表的なセキュリティ対策は以下のとおりです。
- コールドウォレット:オフラインで保有するウォレットを管理する
- マルチシグ :取引の際に必要な秘密キーが複数ついたウォレット
- 二段階認証 :ログインIDやパスワード以外にさらに別認証をおこなう
- 暗号化通信 :通信を暗号化することで他者からの情報のぬきとりを防ぐ
- ISOセキュリティ認証 :情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格
通貨の数が豊富
これですかね!?
バイナンス凄い…取り扱い銘柄数が日本の比じゃない…(-⊡ω⊡) pic.twitter.com/Z5rSgK7Cow— はちのすけ (@Hachinosuke8382) January 21, 2022
バイナンスでは仮想通貨の取り扱い銘柄が豊富で、350種類以上の通貨の取引が可能です。
代表的な取り扱い銘柄は以下のとおりです。
Bitcoin・Ethereum・Ripple・Solana・Binance USD・Binance Coin・Dogecoin・Cardano・Polkadot・Audius
日本でもっとも銘柄の多い取引所GMOコインは22種類です。
このことから、バイナンスは圧倒的に取扱銘柄数が多いことがわかります。
また、銘柄数が多いことでユーザーはチャンスを逃さず、リスクの分散が可能となります。
アプリが使いやすい
バイナンス、いいよアプリ使いやすいし。至れり尽くせり
— wa (@PodtgjWa) November 9, 2022
バイナンスはアプリ・ブラウザに対応しており、特にアプリは使いやすいと評判です。
公式アプリでは、どんなユーザーでもストレスなく使いやすいようシンプルに設計されています。
特にスマホの場合はブラウザと比べ画面が小さいため、取引画面が見づらいといったデメリットがあります。
しかし、バイナンスは取引画面が大きく見れるよう設計されており、操作性も良いためユーザーから支持されています。
独自トークンのBNB
私は#BNBとそのエコシステムが好きです…私のすべてのトランザクションは毎日#BNBを使用しています…低コストで、すべてのトランザクションに便利です … #BARMY https://t.co/jMOXGWEwSa pic.twitter.com/aXvjbsJhOW
— 🦋🦋 watanabe_crypto 🦋🦋 (@watanabe6969) May 16, 2021
BNB(バイナンスコイン)はバイナンスが発行する独自トークンです。
総発行枚数は2億枚と決められており、世界で4番目の時価総額を誇ります。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- USDT(テザー)
- BNB(バイナンスコイン)
- USDC(USDCoin)
またバイナンスでは、前述したとおりBNBを取引の際に使用することで取引手数料の25%割引を受けられ、BNBとほかの仮想通貨のペアを取引すると手数料が0円になります。
ステーキングの利率が高い
ステーブルコインて知ってますか?(例:BUSD等)
BUSDで説明するなら、バイナンスが発行するドルです。(1BUSD=1USD)実は、このBUSDをバイナンスでステーキング(預ける)すると年利13.33%🤣🤣🤣マジで銀行に預けて、年利0.01%とかの金利が馬鹿らしくなって泣ける(笑)https://t.co/glirp044Qv pic.twitter.com/jphI98wYM5
— ツッキー@投資ブロガー (@tsucky_pharma) March 30, 2022
ステーキングとは仮想通貨を預けるだけで利益を得られる仕組みで、バイナンスでは以下の4種類のステーキングサービスから選べます。
- 定期ステーキング
- DeFiステーキング
- ETH2.0ステーキング
- フレキシブルステーキング
バイナンスでのステーキング利率は国内取引所よりも高く設定されており、国内取引所より稼ぎやすく自由度も高いです。
またステーキング対象の銘柄も国内取引所よりも多く、仮想通貨の選択肢も広がります。
最大125倍のレバレッジ取引ができる
バイナンスもレバレッジ取引ができるんやね。
しかも125倍までやって💦— minami (@kaikoama) October 30, 2019
レバレッジ取引とは預けた資金を担保として証拠金の何倍以上もの取引ができる仕組みで、バイナンスでは最大125倍ものレバレッジ取引が可能です。
バイナンスは仮想通貨の取り扱いが豊富で、ほとんどの通貨にレバレッジ取引が対応しています。
また少ない金額から大きく稼ぐことができ、万が一大きな損失を発生させてしまってもゼロカットシステムを採用しているため、借金のリスクもありません。
Binance(バイナンス)の悪い評判・口コミ
注文がとおらない・出金停止といった恐れがある
バイナンス、なんか注文系統ばぐった
— あんじぇSUN (@NRX1800JP) March 6, 2021
バイナンスでは日々大量の取引を受けつけています。
そのため、アクセスが集中しすぎると注文がとおらないことが発生します。
また、セキュリティ対策の一環でウォレットのメンテナンスがしばしば行われます。
メンテナンス中は仮想通貨の送金・出金ができず、チャンスを逃してしまうこともあります。
過去にハッキング被害を受けたことがある
「緊急時に保険のために用意されたSAFUファンドを使って」とあるな、安心感
【速報】仮想通貨取引所バイナンスでハッキング被害 約44億円分のビットコインが引き出される https://t.co/RtV4x5TSKI via @JpCointelegraph
— Hibiki@Trader (@Whiskey_bonbon_) May 8, 2019
2019年にバイナンスはハッキング被害で取引所から4,100万ドル(約45億円)相当のビットコインが不正に引き出されました。
また、2022年10月にも新たなハッキングで約1億ドル(約145億円)相当のバイナンスコインが盗まれています。
バイナンス側はその都度、迅速な対応とユーザーへの完全補償をおこなうなど信頼回復に努め、その結果BNBは史上最高値となる35USDにまで達しました。
Binance(バイナンス)の使い方・登録方法
バイナンスの使い方と登録方法は以下のとおりです。
- アカウントを作成
- 本人情報を登録
- 2段階認証を登録
バイナンス公式サイトにアクセスし、右上の「登録する」ボタンをクリックします。
次の画面で「メールアドレス」「パスワード」の入力後「アカウント作成」をクリックします。
次に、メール認証画面で「コードを取得」をクリックします。
すると先ほど登録したメールアドレスに6桁の認証コードが届くので、メールを確認し認証コードを入力します。
バイナンスにログイン後、画面右上のメニューから「身分証明」をクリック。
認証メニューの「今すぐにはじめる」を選択し、国と身分証を選択後「はい」をクリックします。
次に「写真を撮影」を選択し、身分証明証の撮影を行なったあと「はい」をクリック。
最後に「自分を撮影」を選択し、撮影が終わったら「はい」をクリックして終了です。
ログイン後、画面右上メニューから「セキュリティ」をクリック。
セキュリティ画面から「バイナンス/Google 認証」の右にある「有効化」を選択します。
Google Authenticatorを立ち上げ、QRコードを読み取ります。
ここでQRコードの下に2段階認証キーが表示されます。
アプリ内でワンタイムパスワードが表示されたら、「次へ」をクリック。
すると2段階認証キーが再度表示されるので、忘れないように控えておきましょう。
メール認証コードと2段階認証コードを入力し、最後に「次へ」をクリックすれば設定完了です。
Binance(バイナンス) の手数料
バイナンスを利用する際は以下の手数料が発生します。
バイナンスの手数料 | |
---|---|
取引手数料 | 0.1% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 仮想通貨によって変動 |
バイナンスでは取引手数料が一律0.1%となります。
さらに、独自トークンのBNBを手数料として支払えば取引手数料が25%割引となり、とても魅力的です。
入金手数料は無料となっており、出金手数料は仮想通貨によって変動します。
また、バイナンスではスプレッドがないため余計な手数料をかけず取引ができます。
スプレッドは売値と買値の価格差を指し、差額はユーザー側は損失となります。
反面、差額は取引所側の利益となることから「見えない手数料」ともいわれています。
Binance (バイナンス)の入金方法
バイナンスの入金方法は仮想通貨の送金とクレジットカードの2種類があり、ここでは国内取引所から送金して入金する方法を解説します。
- バイナンスでアドレスを取得する
- 国内仮想通貨取引所から入金する
バイナンスにログインして「ウォレット→ウォレット概要」をクリックします。
次の画面で「仮想通貨の入金」「通貨」をクリックしたら、入金アドレスが出てくるためコピー。
出金アドレスにバイナンスの入金アドレスを貼りつけ送金したら完了です。
Binance(バイナンス)の出金方法
バイナンスの出金方法は以下のとおりです。
- ウォレットをひらく
- 出金内容の入力
- メールで承認
ログイン後、右上の「ウォレット」を選択し「フィアットと現物」をクリックします。
右上の「出金」をクリックし「通貨」「アドレス」「ネットワーク」を入力。
出金額を入力し間違いがなければ「出金」をクリックします。
バイナンスから確認メールが届くため「出金承認」をクリックして完了です。
Binance(バイナンス)の取引方法
バイナンスの取引方法は以下の3種類があり、ここでは現物取引のやり方について解説します。
- 現物取引
- 信用取引
- 先物取引
バイナンスにログインして画面上の「トレード」を選択して「クラシック」をクリック。
トレードにはクラシックのほかにもアドバンスがありますがここではクラシックを解説します。
画面右上に通貨ペアが表示されているため、購入したい通貨ペアを選択。
注文内容を入力します。
画面下の「スポット」をクリックし注文内容を入力、最後に「購入(売却)」を選択すれば完了です。
Binance(バイナンス)が危ない?日本での今後
バイナンスが日本人の利用を禁止した理由は?
バイナンスは国内取引所のサクラエクスチェンジを完全小会社としたことを発表しました。
この件でバイナンスへの日本人利用者の新規登録が11月30日で中止となりました。
既存ユーザーはいままでどおりバイナンスを利用可能ですが、いつまで利用できるかは現状では不明です。
しかし、これはあくまでバイナンスが日本に本格進出するための手段であり、日本人ユーザーが安心して国内でバイナンスを利用できるよう準備が進められています。
バイナンスの本人確認は危険ではない?
バイナンスは過去に2度のハッキング被害と金融庁からの警告をうけています。
そのことから預けている仮想通貨が安全に管理されているか、個人情報の流出がないかも心配になるはずです。
これまでバイナンスの本人確認は任意でしたが、国ごとの規制に対応するため2021年よりユーザー全員に本人確認を義務付けされました。
これによりセキュリティが向上し、世界中のユーザーがバイナンスを利用できるようになりました。
ほかにも、前述したマルチシグや二段階認証・ISOセキュリティ認証といった技術でユーザーの大切な個人情報を保護してくれます。
Binance(バイナンス)の評判・口コミ まとめ
- 国内取引所を買収し本格的に日本進出をはたす
- 取り扱い銘柄が豊富でレバレッジ取引やステーキングにも対応
- 手数料が安く独自トークンを使用すればさらに割引される
- 過去にハッキング被害を受けるも迅速な対応で信頼回復
バイナンスの評判について解説しました。
金融庁の警告を受け、いよいよ本格的に日本進出に乗り出したバイナンス。
さまざまな評判はありますが、銘柄数の多さや手数料・使いやすさを中心に支持されています。
独自トークンであるBNBの将来性も大いに期待できます。
バイナンス側から新規日本人ユーザーの登録再開のニュースがまちどおしいですね。
大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。