パンケーキスワップで、どうやって始めればいいか分かりにくいですよね。
この記事では、パンケーキスワップの概要、手数料や口座開設方法、将来性、始め方を詳しく解説します。
- パンケーキスワップはバイナンスが出資している
- パンケーキスワップの仮想通貨やブロックチェーンの仕組みを使って資産運用が出来るサービスの1つ
- パンケーキスワップはCAKEという独自のコインを発行している
- パンケーキスワップには、仮想通貨トレード機能がある
- パンケーキスワップのメリットとして、仮想通貨を入金してCakeトークンを受け取る「ファーミング」がある
- パンケーキスワップは、ファーミングで稼いだCakeトークンを入金して仮想通貨を取得する「シロッププール」という機能もあります。
- パンケーキスワップは、日本語にも対応している。
\Bybit公式サイトはこちら/
目次
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の基本情報
パンケーキスワップとは、仮想通貨やブロックチェーンの仕組みを使って資産運用ができるサービスの1つです。
こうした金融サービスのことをDeFiと呼び、効率よく資産を増やす方法として昨年末くらいから話題となっています。
このDeFiの特性として知っておくといいのは、基本的に運営母体を持たず、ユーザーの情報や資金は管理されないということです。
なので、登録不要で誰でも参加することができます。
ただし、資金管理などは全て自己責任となりますので、正しく学んで正しく使うことがとても大切なことになります。
パンケーキスワップでできること
パンケーキスワップでは主に以下の2つのことができます。
スワップ
パンケーキスワップには、仮想通貨のトレード機能があります。
例えば、所持しているBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)を、他の通貨にトレードすることができます。
パンケーキスワップでは、通貨を預けてCakeトークンを得ることができます。
預ける通貨によって得るCakeトークンの量が変化するため、スワップ機能でより利益が出やすい通貨へとトレードできるという方法が可能です。
ファーミング
パンケーキスワップの利点として、仮想通貨を入金してCakeトークンを取得する「ファーミング」があります。
預ける通貨は2種類必要(通貨ペア)で、預けた通貨ペアによってLPトークンを獲得することができます。
LPは正式名称で「Liquidity Provider」と言います。
DeFiにコインを預けて取引所の機能に貢献することを「流動性を提供する」という言い方をします。
LPトークンは「流動性を提供したことの証明となるようなもの」と思っていただければ大丈夫です。
LPトークンを持っているということは報酬を得られる権利があるということです。
そして、パンケーキスワップではさらにこのLPトークンを入金することで高い年利の運用ができます。
報酬として受け取ったLPトークンを「Farm」に入金することで、Cakeトークンを取得できるというシステムです。
ステーキング
パンケーキスワップでは、報酬が出たCakeトークンを入金して仮想通貨を取得する「シロッププール」という機能もあります。
シロッププールで受け取れる通貨はBSC系の仮想通貨になります。
リクエストの通貨を選択してCakeトークンをステーキングすることで預けた通貨量によって仮想通貨を受け取ることができます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の特徴
- バイナンスが出資している
- 独自のコイン「CAKE」
- AMM型のDEX(分散型取引所)
- ガス代が安い
- 日本語対応している
バイナンスが出資している
まずパンケーキスワップはバイナンスが出資しています。
ということもあり、何かトラブルがあってもすぐに対応してくれるなど信頼性も比較的高いと言えます。
ただし、DeFiというのは基本的にサービスの管理運営をしている媒体がいるわけではありません。
もちろん開発者もいるのでプログラムのバグなどがあれば修正されますが、基本的にすべてが自己責任にあることを覚えておきましょう。
オリジナルコイン「CAKE」
パンケーキスワップはCAKEという独自のコインがあります。
パンケーキスワップにコインを入金するとその対価として「CAKE」がもらえるというのが基本です。
このCAKEを所持していると優位な条件で利用が可能で、パンケーキスワップの認知度向上によりCAKEの値段も高騰、最高約4800円までにもなり、200倍以上の上昇になっています。
そうした話題性もあり、より多くの人気を集めたというわけです。
AMM型のDEX(分散型取引所)
パンケーキスワップでは、流動性を確保するために固有のプールを開拓してこの中に資金を集めます。
そして、プール内に資金を提供してくれた人に対してトークンを配分するシステムを取り入れています。
トークンを配布する仕組みをAMMといいまず。
これによりDEXにおける課題としてピックアップされることも多かった流動性の低さを解決しています。
パンケーキスワップが他のDEXより人気が高いことの理由の一つが、この「AMMを取り入れている」ことが過言ではないでしょう。
ガス代が安い
パンケーキスワップはバイナンススマートチェーン(BSC)というブロックチェーンを使って作られたDeFiです。
BSCはその名の通りバイナンスが開発したオリジナルのブロックチェーンです。
その特徴は取引が早くて安いことです。
比較的有名なDeFiにUNISWAPやCompoundというものがあるのをご存知ですか?
これらはイーサリアムのブロックチェーンを使って作られています。
イーサリアムは今手数料の高騰と取引の遅延という問題を抱えています。
今はそれを改善するETH2.0というバージョンアップに向けて開発が進んでいるところですが、UNISWAPなどでコインの交換を行おうとすると、数千円ほどの手数料や処理が完了するのに数分かかる場合があります。
しかし、BSCを使用したパンケーキスワップであれば、手数料は数円~数十円、処理時間は約20秒で完了します。
日本語対応している
パンケーキスワップは、日本語にも対応しています。
パンケーキスワップは、日本語に設定を変更しておくことを推奨します。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の将来性
運用利回りが高い
パンケーキスワップは、BSCのネットワークを採用していることもあり、利回りが高い。
パンケーキスワップでファーミングを行うことで、最大300%の利回りが見通せます。
この高利回り利用が、メリットの1つです。
他のDEXからの乗り換えが多い
パンケーキスワップは、別のDEXよりトレード手数料が安いという傾向があります。
また、別のDEXからの乗り換えにより、パンケーキスワップのニーズが高まる傾向があります。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方
パンケーキスワップを始める手順は以下の6つが必須です。
- 国内仮想通貨取引所の口座開設
- 海外仮想通貨取引所の口座開設
- メタマスクに登録
- メタマスクをパンケーキスワップと連携
- 国内取引所から海外取引所へ仮想通貨を送金
- 海外取引所からメタマスクへ仮想通貨を送金
ステップ①:国内仮想通貨取引所の口座開設
まずはじめに必要なのは「仮想通貨」です。
手数料に利用できるBNBが必須で、BNBの確保にはビットコイン等が必須なパターンがほとんどです。
そのため、もしもすでに何らかの形で仮想通貨を所持しているといった場合は、この順序はスキップして頂いて大丈夫です。
仮想通貨の最もシンプルな入手方法は、日本円を仮想通貨へ交換する事です。
そして、日本円から仮想通貨へ購入するなら、国内の取引所の開設をおすすめします。
仮想通貨を利用していく上でも有効なので、開設が済んでなければ国内取引所のアカウント作成をしておきましょう。
「できるだけシンプルにトレード・送金がしたい」「手軽に仮想通貨をトレードしたい」といった場合では、Huobi Japanが最適です。
ステップ②:海外仮想通貨取引所の口座開設
パンケーキスワップに送金するために海外の仮想通貨取引所を開設しておきましょう。
海外仮想通貨取引所であれば、Bybitの口座開設を推奨します。
海外の仮想通貨取引所には、Bybit以外にもいろいろな選択肢がありますが、Bybitをおすすめする理由は以下の3つです。
- 取引手数料が世界最安水準(一律0.1%)
- メアドだけで登録できる(本人確認不要)
- 日本語に対応しており、初心者でも使いやすい
ステップ③:メタマスクに登録
次に、メタマスクを登録していきます。
メタマスクとは、「仮想通貨を入れておくための財布」と思っていただければOKです。
パンケーキスワップだけでなく、DeFiやNFTのサービスを使用するのに世界で1番使用されている仮想通貨ウォレットです。
メタマスクはブラウザの拡張性能から、誰もが無料でインストールして利用することができます。
途中で課金されることもないので、安心してお使いください。
次に、メタマスクを登録していきます。
ステップ④:メタマスクをパンケーキスワップと連携
それではメタマスクとパンケーキスワップの接続を行います。
ウォレットを接続したら今からやることはこちらの3つです。
- コインのトレード
- コインを預けてLPトークンを得る
- LPトークンを預けて報酬を受け取る
ステップ⑤:国内取引所から海外取引所へ仮想通貨を送金
Huobi Japanで購入した仮想通貨を海外取引所へ送金しましょう。
送付先のアドレスを準備することで、送金が可能です。
ステップ⑥:海外取引所からメタマスクへ仮想通貨を送金
最後に、海外取引所からメタマスクへ仮想通貨を送金しましょう。
まずはメタマスクのネットワークをBSCにして、送金アドレスを入力します。
その送金アドレスを使用し、バイナンスから送金します。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の使い方
今回は基本的な使い方のご紹介とさせていただきます。
- パソコンまたはスマホ
- 取引所の口座
- ウォレット
- BNB
- 入金コイン
これらが用意できたら次にやることはこちらです。
- BNBや入金したいコインを用意する(これはバイナンスの取引所を使うと良いかと思います)
- メタマスクのインストールとBSCの設定
- メタマスクにBNBや入金したいコインの送金をする
- メタマスクとパンケーキスワップの接続
メタマスクを使う際は予めメタマスクのインストールとBSCの設定、そしてBNBなどを預けるコインをメタマスクに送金する必要があります。
それではここから実際の画面はお見せしながら進めていきます。
スワップ
コイントレードのことで、こちらを使ってコインを売ったり買ったりすることができます。
これでスワップが完了しました。
それでは次に2つ目のコインを預けてLPトークンをもらうということをします。
コインを入金してLPトークンを受け取る
取引が完了しました。
ファーミング
次のステップは、③LPトークンを預けて報酬を得るというところです。
それを別の言い方でファーミングするというような言い方もします。
これでLPトークンを預けることができました。
ここまでがパンケーキスワップを利用したファーミングの方法でした。
ステーキング
CAKEを預けることでCAKEやCAKE以外のコインを報酬として受け取ることができます。
これでCAKEを預け入れることができました。
そしてこのCAKEを現金化したい場合、どうしたらいいのかという手順をご案内しておきます。
CAKEを現金化
まず、CAKEを取引所へ送金します。
そしたらこのビットコインなどに交換します。(これはビットコインじゃなくても国内で取引所のあるコインであれば大丈夫です)
ビットコインに交換したとしたらそのビットコインをコインチェックやビットフライヤーなどご自身がお持ちの国内取引所へ送金します。
そして、送金したビットコインを日本円に替えます。
これで現金化をすることができます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)のよくある質問
使用できるウォレットは?
当記事ではMetaMaskを中心に解説していますが、その他にも下記のウォレットが使用可能です。
- TrustWallet
- MathWallet
- TokenPocket
- WalletConnect
- Binance Chain Wallet
- SafePal Wallet
PancakeSwap(パンケーキスワップ)のセキュリティは?
パンケーキスワップはDEX(分散型取引所)であるため、特定の取引所はありません。
DEXはセキュリティ面が強固で、ハッキングを避けることができます。
DEXでは銀行のような中央集権型ではなく、利用者全員に情報が分散されているため、改ざんが困難になっています。
PancakeSwap(パンケーキスワップ) まとめ
\Bybit公式サイトはこちら/
この記事では、パンケーキスワップの概要、手数料や口座開設方法、将来性、始め方を詳しく解説しました。
パンケーキスワップの機能としては「スワップ」「ファーミング」「ステーキング」があります。
特徴としては、AMM型のDEX(分散型取引所)で、手数料が安く、日本語にも対応しています。
「国内・海外取引所の口座開設」→「メタマスクとパンケーキスワップの連携」→「海外取引所からメタマスクへ仮想通貨を送金」すると簡単にパンケーキスワップを始めることができます。
DeFiに興味を持ち、新時代の金融を経験したい方は、ぜひともこの記事を参考にしつつ、パンケーキスワップを始めてみてください。
大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。