世界的に注目されているdydxです。
ただ、国内では認知度が低くため、情報も限りがあります。
本記事では、仮想通貨dydxの特徴から将来性まで徹底解説。
また、dydxの買い方も紹介していますので参考にしてください。
- レイヤー2は高速かつ低コストの取引ができる
- dydxを購入するにはBybit(バイビット)がおすすめ
- dydxはスケーラビリティ問題が解消できる
- dydxはステーキングでも利用できる
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目次
仮想通貨dydx(DYDX)の基本情報
トークン名称 | dydx |
---|---|
シンボル | DYDX |
最大発行枚数 | 1,000,000,000 |
価格(2022年11月時点) | 243.36円 |
時価総額(2022年11月時点) | 15,957,916,462円 |
時価総額ランキング順位 | 189位 |
公式サイト | 公式サイト |
dydxは分散型取引所DYDXが発行するガバナンストークンです。
分散型取引所は、バイナンスやバイビットなどの取引所とは異なり、売り手と買い手の間に銀行のような仲介業者は存在しないため、無人の取引所です。
取引を調整するのはブロックチェーンなので、完全に自動化の資産管理が実現できます。
分散型取引所DYDXは、レバレッジトレード(証拠金取引)やステーキングサービスの提供があり、利用ユーザー数も3万人以上です。
2021年に海外取引所へリリースしたこともあり、世界的知名度もあります。
まだ国内では上場していないため認知されていませんが、レイヤー2に移行しており、手数料(ガス代)が安く抑えられて高速の処理が可能です。
近い将来、国内取引所でもリリースがされるかもしれません。
仮想通貨dydx(DYDX)が持つ特徴とは
ここでは、仮想通貨dydxが持つ特徴について解説していきます。
購入を検討している方は参考にしてください。
分散型取引所DYDXの独自トークン
dydxは、分散型取引所DYDXが発行するガバナンストークンです。
ガバナンストークンを保有すると、取引所のルールや運営方針に提案できる議決権が獲得できます。
例えば、ステーキングが利用できる銘柄の提案や新しい銘柄を上場させる提案が可能です。
トークンの保有量が多いほど、自分の意思が通りやすくなります。
また、ガバナンストークは取引所が行う資金調達の一つとして利用されます。
そのため、さまざまな特典があるトークンが多いです。
dydxを保有すると下記のような特典を受けられます。
- dydxのステーキング
- USDCのステーキング
- 取引所での取引手数料割引
トークンを保有するだけで、特典が獲得できるのでユーザーには大きなメリットです。
DYDX取引所で取引を始めたい方は、保有すると取引所のサービスを十分に活用できるためおすすめ。
高速かつ低コストな取引ができる
dydxは、イーサリアムレイヤー2上で構築されているため、高速かつ低コストな取引が可能です。
レイヤー2は、メインチェーンであるレイヤー1以外のオフチェーンを指します。
レイヤー1とレイヤー2の違いは下記の通り簡単に表にしました。
特徴 | |
---|---|
レイヤー1 | 処理スピードが遅く、手数料が高い |
レイヤー2 | 処理スピードが速く、手数料が安い |
レイヤー1の通貨を例えると、ビットコインやイーサリアムなどです。
レイヤー1だけでは、処理スピードが遅く、手数料が高くなる「スケーラビリティ問題」が生じます。
レイヤー2を移行すると、レイヤー1の負担を軽減するため手数料(ガス代)無料化や処理スピードの向上できるため、スケーラビリティ問題の解決が可能です。
レイヤー2取引面だけでなく、プライバシー面も大幅に強化されるため、ユーザーの取引戦略が真似されたりする心配もありません。
dydxは従来の取引とは異なり、ユーザーに高額な手数料(ガス代)の負担が掛からなくなったので取引しやすくなります。
ステーキングが利用できる
dydxは取引だけでなく、ステーキングとして利用が可能です。
ステーキングは、取引しなくても取引所に預け入れるだけで報酬が得られます。
取引に慣れていない初心者でもすぐに利用ができ、報酬が獲得できるのでおすすめ。
例えば、取引でなかなか収益を出せない方や、仕事で忙しくて取引できない方はステーキングすると手軽に報酬が獲得できます。
dydxは、米ドルのペッグ通貨である「USDC」を預入すると0.02%の金利で運用が可能です。
銀行の普通金利は年利0.001%ですが、dydxのステーキングは0.02%と高利率です。
ただ、通貨価格の下落リスクがあるため注意してください。
長期的にdydxを保有したい方は、ステーキングを利用するのがおすすめ。
レバレッジ取引ができる
dydxは証拠金を預けてレバレッジ取引ができます。
分散型取引所DYDXはレイヤー2で取引が可能なのは証拠金取引だけです。
レバレッジを掛けることで預けた証拠金以上の取引ができるため、大きなリターンを獲得できます。
例えば、5万円の証拠金を預けて、レバレッジを10倍にすると、50万円の取引が可能です。
保持するだけで価値が上昇すれば、利益も増えていきます。
dydxで掛けられるレバレッジは、2倍から25倍まで可能です。
国内取引所では、金融庁が決めたルールに則り2倍までしかレバレッジが掛けられません。
DYDXは国内取引所とは異なり、高いレバレッジ取引ができます。
また、仲介業者が存在しないため本人確認など、個人情報の提出も不要です。
従来の取引所と比較しても取引しやすい環境と言えます。
ただ、証拠金取引でレバレッジを掛けると大きなリターンも獲得できますが、ハイリスクなので注意が必要です。
dydxが定めている証拠金の維持率を下回った場合は強制的に注文が終了されます。
レバレッジを掛けることで、預けた証拠金以上の取引ができます。
dydx保有すると取引手数料割引がある
保有するとさまざまな特典がありますが、取引手数料割引にも活用ができます。
dydxはレイヤー2上で構築されているので、手数料(ガス代)は発生しませんが、証拠金取引などの手数料はユーザーが負担しなければなりません。
そのため、保有するだけで取引手数料が割引されるのでお得です。
保有量に応じて下記のように手数料割引が変動するので参考にしてください。
ランク | 保有量 | 割引 |
---|---|---|
1 | ≧100 | 3% |
2 | ≧1,000 | 5% |
3 | ≧5,000 | 10% |
4 | ≧10,000 | 15% |
5 | ≧50,000 | 20% |
6 | ≧100,000 | 25% |
7 | ≧200,000 | 30% |
8 | ≧500,000 | 35% |
9 | ≧1,000,000 | 40% |
10 | ≧2,500,000 | 45% |
VIP | ≧5,000,000 | 50% |
保有量によって取引手数料の割引が変動しますが、割引されるのはユーザーにとっては大きなメリットです。
仮想通貨dydx(DYDX)はエアドロップイベントがある
仮想通貨dydxではエアドロップイベントが実行されたことがあります。
無料で配布された通貨は、将来価格が上昇して大きな利益を得られるかもしれません。
dydxでは、2021年7月までにdydxの取引したユーザーを対象にエアドロップイベントとして1,500万円相当のdydxが無料配布されました。
2022年11月時点ではエアドロップのイベントに関する情報はありません。
しかし、総発行枚数の1億枚すべて発行していませんので、今後も認知度を向上するためにもエアドロップが実施されることが期待できます。
エアドロップとは、仮想通貨を認知してもらうために通貨を無料配布するイベントのことです。
仮想通貨dydx(DYDX)現在の価格傾向
ここでは、dydxの2022年11月時点の価格傾向について紹介していきます。
購入を検討されている方は参考にしてください。
以下のチャートは2021年10月から2022年11月までのdydxの価格推移です。
チャートを見てわかるように2021年の10月をピークに価格は下落傾向の状態になります。
4月ごろには公式Twitterで100%分散化を目指す投稿があり、期待感から上昇しました。
しかし、仮想通貨市場全体が下落傾向なため、連動して価格を大きく下げているのが現状です。
今後、価格が上昇する可能性を持つ通貨なので、将来性を感じて「今が買い時」と考えているユーザーも多いかもしれません。
仮想通貨dydx(DYDX)の今後の将来性
ここでは、仮想通貨dydxの今後の将来性について紹介していきます。
dydxは知名度も高く、特徴も優れているので、今後も価格が上昇する可能性が高いです。
価格が上昇する要因として下記の理由が挙げられます。
- スケーラビリティ問題の解消されるか
- 2022年末までにdydxV4リリースできる
- 中国の仮想通貨に対する規制
dydxの将来性が気になる方は、参考にしてください。
スケーラビリティ問題の解消されるか
dydxの大きな特徴と言えば、イーサリアムのレイヤー2に構築されている点です。
レイヤー2に移行しているため、「スケーラビリティ問題」が解消されるため、処理スピードが速く、手数料も安く取引ができます。
ただ、レイヤー1を採用しているアプリケーションが続々とレイヤー2に移行すると明言しています。
レイヤー2に移行するアプリケーションが増えると、dydxの強みである手数料(ガス代)が掛からない点がなくなり、他の競合に流れる可能性も高いため注意してください。
2022年末までにdydxV4達成できるか
dydxは2022年の4月に公式Twitterで2022年までに100%分散化を達成すると明言しています。
dydxが目指すV4とは下記の通りです。
- スポット、証拠金及び、追加の複合商品やその他の取引商品
- 証拠金と担保オプションなどの改善
- 市場構造と取引の改善
- 新しい取引市場のシームレスな機能の追加
2022年末まで、あと少しなのでV4を達成すれば、価格が急騰する可能性は高いです。
最新情報をチェックするには、公式Twitterかサイトを確認してください。
中国の仮想通貨に対する規制緩和されるか
分散型取引所DYDXが注目された1つの要因が中国政府による仮想通貨の規制です。
この規制でバイナンスやバイビットなどは中国市場から撤退を余儀なくされました。
中央集権がある取引所よりも、規制対象がない分散型取引所を利用するユーザーも増え、dydxも影響を受けて価格は急上昇しました。
このまま規制が継続すると、価格上昇の可能性は高いです。
ただ、規制緩和となれば、ユーザーがバイナンスやバイビットなどに戻る可能性も考えられます。
中国政府の仮想通貨に対する動向を確認するのが大切です。
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仮想通貨dydx(DYDX)の買い方
dydxは、国内の取引所では直接購入はできません。
そのため、国内取引所と海外取引所を利用して購入する必要があります。
dydxの購入を段階に分けて紹介するので、購入を検討している方は参考にしてください。
国内取引所で仮想通貨を購入する
dydxは国内取引所では、購入できないため海外取引所で購入する方法しかありません。
海外取引所で購入するには国内取引所から仮想通貨を送金する必要があります。
なぜなら、海外取引所では日本円入金を採用しているところが、ほとんどないからです。
そのため、国内取引所で日本円を入金し、仮想通貨を購入してから海外取引所に送金します。
国内取引所で日本円を入金したら、ビットコインを購入しましょう。
アルトコインでも問題はありませんが、国内でも海外でも取扱いがある通貨を選択するのがおすすめ。
国内取引所から海外取引所に送金する
国内取引所で送金する通貨を購入できたら海外取引所入金の準備を行います。
海外取引所の入金アドレスをコピーしてしてください。
国内取引所の送金先のアドレスに、コピーした入金アドレスを貼り付けます。
この作業で国内取引所から海外取引所に送金されました。
もし、海外取引所を利用したことない方は下記の3つの海外取引所を口座開設するのがおすすめ。
- Bybiti(バイビット)
- Binance(バイナンス)
- MEXC(MXC)
3つの取引所は多くの日本人ユーザーも利用している有名な取引所です。
日本語表示やサポートも充実しており、セキュリティ面でも安心できる取引所と言えます。
海外取引所でdydxを交換して入手する
海外取引所で着金の確認ができれば、マーケットでdydxを探してください。
着金した資金でdydxを購入すれば、完了です。
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仮想通貨dydx(DYDX)のよくある質問
ここでは、仮想通貨dydxについてよくある質問を紹介していきます。
dydxは、国内での認知度は低いため、情報収集も困難です。
初心者でもわかりやすく説明していきますので、購入を検討している方は参考にしてください。
なぜdydxが注目されているのですか?
dydxが注目されている理由は下記の通りです。
- 価格が急上昇した
- 中国政府の仮想通貨規制
dydxは2021年の9月26日から30日の間で価格が200%急激に上昇しました。
上昇した要因は、中国政府の仮想通貨規制です。中国居住者を対象にインターネット上での取引を禁止することを発表しました。
バイナンスなどで取引するのが困難になるため、DYDXのような仲介業者がいない分散型取引所が注目されたと考えられます。
dydxは発行枚数に上限はありますか?
dydxの総発行枚数は10億枚です。
2022年11月時点では、全体の13%である1億3千枚が市場に流通しています。
まだ、すべての枚数が発行されていないため、価格が大幅に上昇する可能性は低いかもしれません。
どちらかと言うと、取引するよりも保有して報酬を獲得するユーザーが多いでしょう。
dydxはどこで購入できますか?
有名な海外取引所であれば、取扱いがあるので購入ができます。
- Bybiti(バイビット)
- Binance(バイナンス)
- MEXC(MXC)
サービスも充実しており、定期的にキャンペーンも実施しているので、初心者でも利用しやすい取引所です。
dydxは国内仮想通貨取引所で上場する予定はありますか?
2022年の11月時点では、国内取引所でリリースされる予定はありません。
現在、取扱いがある取引所のほとんどが、海外取引所です。
dydxは世界的にも注目度が高いので、近い将来国内取引所でリリースされる可能性は十分にあります。
仮想通貨dydx(DYDX)のまとめ
- レイヤー2は高速かつ低コストの取引ができる
- dydxを購入するにはBybit(バイビット)がおすすめ
- dydxはスケーラビリティ問題が解消できる
- dydxはステーキングでも利用できる
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今回は仮想通貨dydxについて解説してきました。
dydxはレイヤー2に移行することで、手数料(ガス代)が抑えられ、高速処理ができます。
dydxを保有するとステーキングや取引手数料が抑えられるなどメリットも豊富です。
2021年9月のピーク時から比較すると現在価格は低迷しています。
しかし、将来性の高い通貨なので、価格が上昇する可能性も十分に考えられます。
2022年11月時点では、dydxは国内取引所では購入できないので、海外取引所で口座開設をして購入してみてはいかがでしょうか。
大学卒業後に米国株取引を始める。FX、先物、CFDを経験し、2017年のビットコインの高騰を見て仮想通貨取引に参入。主に仮想通貨FXで大きな収益を得ている。長年の経験から投資・金融に関する情報を発信。現在は、Fact of Moneyの運営責任者として記事の執筆・検収を行う。