OpenSeaに初めて触れる人たちへ向けて、使い方・始め方を解説します。
オークションといった販売形式やイーサリアムでNFTを出品する時に発生するガス代など、取引前に知っておきたいことも学んでいきましょう。
OpenSeaは世界的に有名でユーザー数が多いNFTマーケットプレイスなので、国内よりもたくさんのNFTアイテムが出品されています。
このためOpenSeaを使いこなせるようになれば、世界中から集まるNFTアイテムを取引できるようになります。
- OpenSeaに登録するためには、MetaMaskなどのウォレットの用意が必要
- 仮想通貨(イーサリアム)の用意は、OpenSeaに登録してからでもOK
- OpenSeaで販売されている作品を見るだけなら、登録は必要ない
- OpenSeaは英語表記なので、日本語表示にするためにはGoogle Chromeの翻訳機能を使う ただし表示速度が遅くなりスムーズに取引できなくなるデメリットあり
- OpenSeaでNFTを初めて出品する時は、イーサリアムのネットワーク使用料「ガス代」が発生する
- OpenSeaでNFTを出品する時、ポリゴンチェーンは手数料が発生しないがオークション形式での出品ができず、後でETHの両替が必要になる
- OpenSeaの取引では、売り手側に手数料が発生する(2.5~10%)
- OpenSeaのスマホアプリは販売作品とコレクションの閲覧のみ対応
Contents
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OpenSeaの始め方|事前準備と登録方法
OpenSeaに登録するためには、まずMetaMaskなどのウォレットを用意する必要があります。
ウォレットを接続することで登録完了となるため、メールアドレスや個人情報などの入力はありません。
また、登録するだけなら仮想通貨の準備も必要ありませんので、まずは気軽に登録してみましょう。
どんなアイテムが出品されているのか見るだけなら登録しなくても大丈夫です。
見るだけの場合は、トップページの「Explore」から入場できます。
MetaMaskなどのウォレットを用意
OpenSeaに登録するには、MetaMaskなどのウォレットを用意する必要があります。
OpenSeaと接続できるウォレットは現在、13種類あります。(内2種類はモバイル専用)
「Popular」と表記されているMetaMaskは、日本人の中でも利用者が多いウォレットです。
今回は、MetaMaskの導入方法を簡単に説明します。
- MetaMaskをChromeに追加し、「開始」をクリック
- 「ウォレットの作成」をクリック
- 「MetaMaskの品質向上へのご協力のお願い」について「同意しません」か「同意します」を選択
※どちらを選択しても先に進めます。 - 任意のパスワードを設定
- MetaMaskに関する説明動画を視聴する
- 「秘密のバックアップフレーズ」が表示されるので、すべてメモする
※12個の単語が表示されます。この単語を忘れると、MetaMaskにアクセスできなくなることがあるので、大切に保管してください。 - 正しい「秘密のバックアップフレーズ」を選択して、順番通りに並べる
- 登録完了
MetaMaskへの仮想通貨送金は、国内外問わず仮想通貨取引所から行えます。
ただし、ETH(イーサリアム)などを送る場合は手数料としてガス代が発生するので、覚えておきましょう。
仮想通貨やNFTを保存しておく財布のことです。
ウォレットには大きく2種類あり、インターネットに接続して使う「ホットウォレット」とインターネットに接続しないで使う「コールドウォレット」があります。
今回紹介しているMetaMaskは「ホットウォレット」です。
ホットウォレットはインターネットに接続して使うため、パスワードや鍵が流出すると保存している通貨やNFTを抜き取られてしまいます。
最近はフィッシングリンクを使ったパスワードの流出と、NFTの盗難が増えているので気を付けましょう。
OpenSeaに登録してアカウントを作る
- OpenSeaの公式サイトにアクセス
- アカウントボタンから「Profile」を選択
- ※隣にあるウォレットボタンでも同じ画面へ誘導されます。
- 準備したウォレットを接続(今回はMetaMaskを選択)
・MetaMaskのパスワードを入力
・「署名」をクリック - 登録完了
ユーザー名やメールアドレスの設定は、登録後に「Setting」から行えます。
MetaMaskなどのウォレットに仮想通貨を用意する
MetaMaskなどのウォレットに仮想通貨を用意するのは、登録後でも間に合います。
NFTを買うと決まった時に、必要な分を送金するようにしましょう。
- 自分のMetaMaskやウォレットのアドレスをコピーする
- 仮想通貨取引所の送金アドレスに貼り付ける
- 送金する
OpenSeaで必要となる仮想通貨はイーサリアムです。
イーサリアムは大半の国内取引所で手に入れることができます。
OpenSeaの使い方|手数料とガス代について
OpenSeaでは2種類のチェーンに対応しています。
- イーサリアム(ETH)
- ポリゴン(Polygon)
イーサリアムチェーンを使ってNFT作品を出品すると、手数料としてガス代が発生します。
ガス代は初回出品時のみ発生しますが、価格はその時のETHの価格やネットワークの混み具合によっても変動します。
2022.03.25~03.27のETHガス代チャート
画像出典:CoinGecko
チャートの中では、0.00157217~0.0017684ETHとなっており、1ETH=38万円で換算すると578~672円になります。
この時のレートだとこの程度ですが、ETHはこの後40万円台を突破しています。
このため、ETH高騰時はもっと高い金額を支払うことになるのです。
手数料 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
イーサリアム (ETH) |
600円前後 (常に変動) |
国内取引所からの送金で対応できる | ガス代が高い |
ポリゴン (Polygon) |
なし | 手数料がかからない | ・オークション形式の出品ができない ・売上を取引所へ送る時ETHにする必要がある |
イーサリアムはガス代がかかるからといって、ポリゴンが必ずしもお得なわけではありません。
ポリゴンチェーン上でNFTを発行した場合、3つのデメリットが発生します。
- オークション形式で作品を出品できない
- ポリゴン上で発生した売上を国内取引所へ送金するにはETHに換える必要がある(国内でポリゴンの取扱いがないため)
こういった状況なので、国内でポリゴンの取扱いが始まるまではイーサリアムチェーンを使う方が無難と言えます。
また、OpenSeaではNFTの売買時に手数料が発生します。
これはプラットフォーム利用手数料となっており、売却価格の2.5~10%ほどが引かれる仕組みになっています。
このため、手数料は出品者が負担することになります。
ただし「プライベートセール」という機能を使うと、この手数料を無料に抑えることができるので、売却先が決まっている場合はこちらを利用しましょう。
NFT出品時に売却相手のアドレスを指定する売り方です。
売却相手が決まっている場合に有効な方法で、手数料が無料になるメリットがあります。
OpenSeaの使い方|日本語設定方法
OpenSeaはGoogle Chromeの翻訳機能を利用して日本語表示にします。
英語が苦手な人は翻訳機能を使いたいところですが、現在翻訳機能をオンにしながらOpenSeaを利用すると、ページが重くなってうまく動作しなくなります。
このため、英語表記での利用に慣れる必要がありそうです。
Google Chromeの翻訳方法は以下の2つです。
- Google Chromeのアドレスバーに表示されている翻訳ボタンをクリック
- OpenSeaの公式サイト画面で右クリック「日本語に翻訳」を選択
OpenSeaの使い方|NFTを買う方法
OpenSeaでNFTを買う方法を2種類解説していきます。
- 「Buy now」→表示価格で買う
- 「Make offer」→オークション形式で買う
まずは、どんなNFTが販売されているのかザっと眺めてみましょう。
「Explore」を選択すると、10種類のNFTカテゴリが表示されます。
そこから「All NFTs」を選択すると、左側に検索バーが表示されます。
お好みに合わせてさがしてみましょう。
OpenSeaでNFTを購入する①Buy Now
「Buy now」は、出品者が設定した価格で買う方法です。
表示価格で買う決心がついたら、「Buy now」をクリックして支払いを進めます。
OpenSeaでNFTを購入する②Make offer(オークション形式)
「Make offer」はオークション形式で買う方法です。
「Make offer」をクリックすると、「Quantity」欄が出るので買いたい金額を入力します。
オークション形式ではWETHという通貨を利用しますが、指示に従って手持ちのETHを両替すれば大丈夫です。
最後に「Convert ETH」をクリックすれば、オファー完了です。
オークション形式なので、自分より高い金額でオファーした人がいれば購入には至りません。
ただし、OpenSeaでは「ダッチオークション形式」でも販売できるようになっています。
ダッチオークションは、購入者が価格をどんどん下げていく方式です。
この場合は、価格が下がるところまでしっかりと待つ必要があります。
どちらにせよ、オークション期間内はしっかりと価格の動向を見ておくようにしましょう。
OpenSeaの使い方|NFTを売る方法
OpenSeaでNFTを売るためには、同プラットフォーム上でNFTを発行する必要があります。
その手順について紹介していきます。
作品を選択する
まずは、NFTとして発行したい作品をアップロードします。
JPG・PNG・GIF・SVG・MP4・WEBM・MP3・WAV・OGG・GLB・GLTF
(最大100MBまで)
NFTの作品情報を入力
NFTの作品情報を入力していきます。
NFTの情報を入力したら「Create」をクリックし、NFTを発行します。
NFTを販売する
NFT化した作品や購入した作品を販売します。
- 「Type」から販売方法を選択
Fixed Price:固定価格形式
Timed Auction:オークション形式 - それぞれの販売方式で必要情報を入力
- 「Complete listing」をクリック
この後、初回出品時のみガス代が発生します。
OpenSeaの使い方|注意点
OpenSeaはだれでも簡単にNFT売買を行えるプラットフォームですが、使う時の注意点が3つあります。
売買には仮想通貨が必要!クレジットカード不可
OpenSeaではクレジットカードの利用ができません。
日本のNFTマーケットプレイスの中にはクレジットカード決済が利用できるものも多いですが、OpenSeaなど海外のマーケットプレイスでは仮想通貨決済が基本です。
OpenSeaの場合は、売買にETHを利用するので国内取引所を通して用意しましょう。
出品したNFTがエラーで売れないこともある
OpenSeaの調子が悪い時は、NFTを出品したくてもできない場合があります。
これに付随して、売れなかったり買えなかったりすることもしばしば。
エラーでなかなか進まない時は、時間を置いてもう一度試す方法が一番です。
ポリゴンのETHは正しく換金しないと消える
ポリゴンで発行したNFTを売買する時は、特にETHの扱いに気を付ける必要があります。
ポリゴン上で扱うETHは、ETHの亜種のようなもの。
このため、ポリゴンETHに対応していない国内取引所へ送金してしまうと、消えてなくなってしまいます。
必ず、ポリゴンETHを本物のETHに両替してから、国内取引所へ送金するようにしましょう。
OpenSeaの使い方|スマホアプリ
OpenSeaにはスマホ版のアプリが存在します。
実際の売買はできませんが、販売されているNFTや自分のコレクションを眺めることはできます。
アプリストアで「OpenSea」と検索し、アプリをダウンロードしましょう。
Apple storeでは、OpenSeaと一緒にMetaMaskのアプリも表示されるので、一緒に入れておくと便利です。
OpenSeaのアプリでは、「Profile」からMetaMaskと連携が可能となっています。
MetaMaskと連携することで、自分のコレクションをスマホから確認することができるようになります。
OpenSeaの使い方まとめ
OpenSeaはNFTが売買できる世界最大級のマーケットプレイスです。
売買にはETHを利用するため、国内取引所でETHを用意する必要があります。
ウォレットとETHさえあれば、だれでも簡単に登録することができますが、どんな世界なのか眺めるだけなら登録は必要ありません。
まずは、OpenSeaを覗いてみてどんなNFTが販売されているのか眺めてみましょう。
気になるNFTを見つけたら、OpenSeaに登録して実際に買ってみるという流れをおすすめします。